マンガッタンライナー

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国鉄205系電車 > マンガッタンライナー
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マンガッタンライナーⅠ。前面のイラストはサイボーグ009の島村ジョー。
2025年3月23日を以て引退した。
マンガッタンライナーⅡ。前面のイラストは仮面ライダー
2025年12月7日に引退予定。
マンガッタンライナー風編成。
の流れをイメージしたラッピングが施されている。
マンガッタンライナー夢編成。
漫画コマをイメージしたラッピングが施されている。

マンガッタンライナーとは、仙石線で運転されている205系及びHB-E210系ラッピングトレイン

一時期キハ48系でも運転された。

概要[編集]

石ノ森萬画館を初めとし、石巻マンガロードなどの萬画による町おこしを行う石巻市仙石線を運行しているJR東日本の共同事業のもと、2003年より始まった1種のラッピングトレインである。

沿革[編集]

  • 2003年3月22日に205系M8編成がマンガッタンライナーⅠとして登場[1]
  • その後、2008年9月13日にはM2編成がマンガッタンライナーⅡとして登場[2]
  • 2011年の東日本大震災で仙石線が分断されたときは、陸前小野駅石巻駅の区間は石巻線の車両キハ48系がラッピングされる形で使われた[3]
  • 仙石東北ライン開通から7年後の2022年には、HB-E210系のうちの2編成がラッピングをされている[4]

運用[編集]

  • 基本平日・休日関係なく営業列車として走っているが、仙石線の場合毎週日曜日あおば通駅10:48発石巻行にはマンガッタンライナーⅡ仕様となっているM2編成が充当される[5]。尚、2025年3月23日まではマンガッタンライナーⅠ仕様のM8編成も運用についていたが同日に引退しており、兄貴分のM2編成も同年12月7日に引退する予定となっている。また、定期列車ダイヤを縫うようにイベント・団体列車に充当されることもある。
  • 仙石東北ラインは仙石線のマンガッタンライナーとは違い、特定の日に充当されることはないが、仙石東北ラインの場合、基本2編成が連結して運用につくため[6]稀にマンガッタンライナー同士(先述した風編成・夢編成)で連結・運用につくことがある

その他[編集]

205系[編集]

  • M2編成は運用開始当初、M3編成~M5編成と全く同じカラーリング(以下2WAYカラー)が施されていた。しかし、先述したとおり2008年以降はラッピングされた姿になったため、2WAYカラーよりもラッピングされた期間が長い状態となっている[7]
  • M8編成は2010年に仙台方先頭車をクハ204-3108からクハ204-3102(本来はM2編成の仙台方先頭車)に差し替えられた時期があった。
  • 初代・Ⅱ共にNゲージとして商品化されているが、最初に商品化されたのはⅡの方。初代の方は引退から5ヶ月後の2025年8月に鉄道模型コンテスト2025の開催を記念して、KATOより販売が開始された[8]

HB-E210系[編集]

  • ラッピングされている編成がトプナンセカナンであり、どちらもまだラッピング期間よりも通常カラーでの運用期間の方が長い。
  • 運用開始日はそれぞれ2022年1月27日2022年1月19日であり、「夢」編成の方が先にデビューを果たしている。

今後[編集]

Achtung.png以下の内容は投稿者の予想や憶測を含みます。
確定事項ではありません。参考程度にご覧下さい。
  • 2025年10月に、マンガッタンライナーⅡが12月7日に引退予定の情報が入り、後継車両であるE131系800番台がマンガッタンライナーとしてラッピングされない限り、12月8日以降は仙石線あおば通高城町間にてマンガッタンライナー仕様の車両の姿を見ることは一時的になくなると考えられる。
  • 205系から始まったマンガッタンライナーは、仙石東北ラインの主力車両であるHB-E210系にもラッピングが施された(しかも2編成)ことから、2026年以降仙石線の主力車両を担うE131系800番台においてもラッピング工事が施行されるのかもしれない。
憶測はここまで


脚注[編集]

  1. 20年以上仙石線内を走ってきたが、2025年3月23日に運転終了。その後26日に廃車回送された。
  2. 約17年間仙石線内を走ってきたが、2025年12月7日に運転終了予定。
  3. 2015年5月末まで運転された。車両の老朽化から引退後そのまま廃車となり、残念ながら現存しない。
  4. 該当車両はC-1編成とC-2編成。それぞれ「風」編成・「夢」編成と呼ばれている。
  5. 2025年11月22日現在
  6. 仙石東北ラインに使われる車両HB-E210系は2両編成
  7. 2WAYカラー時代は約6年、ラッピング時代は今に至るまで約17年と、2WAY時代の3倍近い期間をラッピングトレインで運転している。それでも、弟分のラッピング期間の方が長いのだが(こちらは運用開始からラッピングされていたため)。
  8. 余談だが、初代の方は試作段階(7月の告知段階)で編成番号が「M2(ID-02)」となっており、一部界隈にて話題となった。となると試作品はⅡの方を改造した説が微レ存尚、実際に販売されたモデルは「M8(ID-08)」に修正されている。また、実車はというとNゲージとしての商品化を見ることなく5月末に郡山総合車両センターにて全車解体された。

関連項目[編集]