ポーランド語
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ポーランド語(ポーランド語:Język polski)とはポーランドを中心に話されるインド・ヨーロッパ語族スラブ語派に属する言語で、ポーランドの公用語であり、隣国のリトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、チェコでも少数話される。また、2004年以降は欧州連合26言語のうちの公用語の一つになっている。約5000万人の話者を擁し、これはスラブ系言語の中でロシア語に次いで2番目に多い。言語統制はポーランド語評議会が管理する。
文字[編集]
文字はラテン文字で表記される。通常の26文字に加えてĄ、Ć、Ę、Ł、Ń、Ó、Ś、Ź、Żのダイアクリティカルマークの付いた9文字の合計、35文字が使用される。また、Q、V、Xは外来語など以外では用いられない。→ポーランド語のアルファベットを参照。
古スラブ語由来の言葉はLはŁ、OはÓに音韻変化している傾向にある。
文法[編集]
ポーランド語の文法は概ね他のスラブ語と類似する。
名詞の性は男性名詞、女性名詞、中性名詞の3種類に区分され、男性名詞は生物名詞と無生物名詞に分かれる。これらは違いによって格変化、複数形の作り方が異なる。ただし近年の若者言葉では生物名詞と無生物名詞の区別がなくなってきており、それまで無生物だったものが生物のような格変化をするようになってきている。
動詞は現在形と過去形に変化する。また、アスペクトをなしている。ロシア語と違って、過去形変化は性別のみの変化だけでなく人称変化もする。