フタワ
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | フタワ |
| 本社所在地 |
〒153-0061 東京都目黒区中目黒2-10-5 中目黒NKビル1F |
| 設立 | 2006年6月8日 |
| 事業内容 | 医療機器の販売 |
| 代表者 | 都築護(代表取締役) |
| 外部リンク | https://futawa-sonic.com/ |
株式会社フタワは、東京都目黒区に本社を置く医療機器メーカー。
概要[編集]
社名は長い歴史と豊富な販売実績を持つ超音波治療器「フタワソニック」にちなんでいる。2つの輪(製造と販売)の両輪パワーで世界に広めようという願いを込めて設立。
研究から製造・販売、お客様の健康サポートまで、目の健康に係る活動を一貫して手掛ける。
略歴[編集]
- 2006年6月 - 医療機器販売会社 株式会社フタワ設立
- 医療機器販売店・健改研(健康改善研究所)センター設立
- 2007年10月 - 新型「フタワソニック」厚生労働省認可(新規申請:2電源方式)
- 販売専門店「健改研」(健康改善研究所)の全国展開を開始
- 2011年10月 - IOFTメガネの国際総合展出展(東京ビックサイト)
- 2012年4月 - あっと驚く放送局「愛eyeタイム」(60分)x13回放映
- 2019年12月 - 第16回包括的遺伝子医療研究会に出展(東京女子医科大学)
- 2022年12月 - 第25回統合医療学会にて「超音波の応用研究」発表
- 2023年9月 - 朝日新聞社主催「グッドライフフェア」出展(東京ビックサイト)
- 2023年9月 - 全国10万人の医師会員雑誌「月刊JMS(ジャパンメディカルソサエティ)」取材記事掲載
- 2024年5月 - 全国の小学校保健室に寄贈プロジェクト募集開始
主な製品[編集]
家庭向けに医療機器を供給している。
超音波治療器フタワソニック[編集]
フタワソニックは、発振周波数6~12kHzの微弱超音波を発振して、眼球・眼筋・視神経などに微細な振動刺激を与えることにより、血行促進および筋肉緊張等の緩和を図る治療器である。この「マイクロマッサージ効果」により、視力回復・視力低下の予防・疲れ目緩和などに効果があるとされている。一般的な妊婦向け超音波診断装置(約3MHz)と比較すると、その出力は約1/250とされ、安全性が高い低数帯域インパルス多重波重合超音波治療器に分類される。
特徴[編集]
- 医療機器認証済み:厚生労働省による承認を受けた医療機器である。
- 発振方式:6~12kHzの低数帯域超音波を採用。
- 2電源方式:ACアダプターおよび乾電池(1.5V×4=6V)両対応。
- 家庭用設計:通院不要で自宅で手軽に使用可能。
- 安全性:開発以来、副作用やトラブルの報告はなく、GMP/QMSなどの品質基準を満たす。
- 販売実績:累計販売台数は50万台を超えるとされる。
歴史[編集]
初号機は1960年代に登場し、当初は眼科や病院での治療用機器として設置され、使用されてきた。1967年には健康保険の適用を受けた経緯がある。その後、一般家庭向けに小型軽量化・改良が進み、2007年には現行モデルである第4代目の機器が登場。2電源方式を採用し、新たな医療機器承認番号を取得している。
超音波美顔器「ポーリック」から医療機器へ(1960年代)[編集]
帝国陸軍時代から超音波技術の第一人者として知られた中山忠男氏(大日総業)が開発していた小型美顔器「ポーリック」。 この技術に、山本由記雄医学博士(都立駒込病院眼科医長)と芝浦工業大学の教授陣が加わり、世界初の手持ち式・眼科用超音波治療器が誕生しました。
- 当時は任意徴収で1回300〜500円、毎日通院する人も多かった
- 1967年:健康保険適用(1点=30円)
- ※同時期にメガネ・コンタクトが普及し始めた時代背景もある
フタワソニック誕生(1969〜1980年代)[編集]
- 1969年:後発医療機器として「フタワソニック」が厚生省認可 - 製造:二和医療産業
- 1970年:中山氏が「磁歪振動子(超音波の発振部)」の特許取得
- 1980年:相続人がフタワソニックの特許を正式に継承
- 1981年:アイメディカル(富岡直史)が販売事業を本格スタート[1]
- →「視力回復専門店 アイメディカルセンター」を全国展開
- 1982年:「ソニマック」認可
広い普及と機種の改良(1987〜1990年代)[編集]
フタワソニックは時代に合わせて改良され続けます。
- 1987年:初代フタワソニックのモデルチェンジ(ゼンマイ式タイマー)
- 1988年:電子タイマー式(メロディ機能付)へ進化。製造は「アイトピア」へ移行。
- 1990年代:全国100ヶ所ネットワークに拡大、海外でも展開。テレビ・雑誌・新聞・ラジオ・FDA(アメリカ)申請など広範な活動が続く
2000年代:薬事法改正と新規申請(2001〜)[編集]
- 2001年:アイメディカル分裂
- 2003年:「アイパワー」認可
- 2005年:「ミオピア」に名称変更
- 2006年:薬事法改正により、新規・改良・後発申請の区分が一本化
- 2007年:「新型フタワソニック(第4代目)」が厚生労働省の新規申請で認可
効果・効能[編集]
フタワソニックは以下の3要素を組み合わせた総合的な視力改善法の一部として推奨されている。
- 超音波治療器による眼マッサージ(偽近視の抑制または緩解)
- 目の体操(視力トレーニング)
- 6Sバランス(睡眠・姿勢・照明・食生活・スポーツ・ストレス管理)
これらの要素を併用することで、相乗的な効果が期待できるとされている。
市場動向と背景[編集]
近年、スマートフォンやタブレット端末の普及により、若年層の近視人口は増加傾向にある。(視覚障害者164万人・失明者19万人・何らかの介護が必要な方92万人・メガネ人口7,000万人・コンタクト人口1.900万人以上)
国際近視学会の推計によれば、2050年には世界人口の半数以上が近視になると予測されており、日本国内でも小中高校生の裸眼視力1.0未満の割合は年々上昇している。こうした背景のもと、フタワソニックのような非侵襲的な視力ケア機器の需要が高まっている。
これからの視力ケア[編集]
メガネ、コンタクトに続き、「超音波ケア」を第三の選択肢として注目されると言われている。一家に一台の「家庭用・目の救急箱」という未来も近いとされる。
類似機器[編集]
日本国内にはフタワソニックを含む手持ち式超音波治療器が存在する。国外では類似形状の模倣品も流通しているが、フタワソニックは長年の実績と医療認可により信頼性を確立しているとされる。
テレビ放送[編集]
1980年代に短期間で集中的な告知活動を実施し、TVスポットCMは3,000本、新聞・雑誌・ラジオなど多方面で大規模なプロモーションを展開した経緯がある。しかし、医師会等による「近視は病気ではなく治らない。伸びた眼軸は元に戻らない」との見解が示されたことを受け、全国ネット集中キャンペーンから番組提供型広告にシフトされることになった。
- 2008年9月 - テレビ東京WBSニュース「トレンドたまご」取材放映
- 2018年5月 - テレビ通販:快買い物ランド「ショップ島」(山田邦子・彦摩呂他)スポット放映(15分)
- 2018年10月 - 千葉テレビ「シャキット」取材放映
- 2019年2月 - 千葉テレビ「ニュースハーバー」取材放映
- 2020年10月 - 千葉テレビ「ナイツのHIT商品会議室」出演
- 2021年2月 - テレビ通販:スマイルテレビ(大場久美子・クリス松村・にしおかすみこ他)スポット放映(29分)
掲載[編集]
- 2024年5月 - 出光興産 新事業「ap-STUDIO」注目アイテムに選出
- 2024年6月 - 「家の光」7月号付録・暮らしのひんやりアイデアに掲載
- 2024年7月 - 読売新聞「はいからest」 東京版第232号掲載
- 2024年8月 - 私のまいにち 9月号掲載(毎日新聞社)
- 2024年8月 - オール讀物 (文芸春秋社) 9・10月号掲載
- 2024年9月 - NHKきょうの健康 2024年10月号 掲載
- 2024年10月 - 講談社版 2025お料理家計簿 掲載(創刊75周年)
- 2024年11月 - はつらつ元気(芸文社)2024年12月号 掲載
- 2024年11月 - 日刊ゲンダイ臨時号 2024年10月18日 掲載
- 2024年11月 - 家の光2025年1月号 付録「らく~な体の動かし方ガイド」掲載
- 2024年12月 - 女性セブンムック 「もっとワクワク暮らすために「やめる」「始める」 - 100のヒント ~人生100年時代~」掲載
- 2024年12月 - 毎日新聞社発行「私のまいにち」(150万部)2025年1月号(表2)掲載
- 2025年1月 - 夕刊フジ 2025年1月25日(24日発行)掲載
- 2025年1月 - 統合医療でがんに克つ 2025年1月号 vol.199 掲載
- 2025年2月 - クロワッサン 2025年3月10日号 No.1136 「人生を充たす本。」掲載
- 2025年3月 - 週刊女性 今日から役立つ「ライフアップレポート」に「カチカチ血管をしなやか血管に戻すとっておきの秘策」掲載
- 2025年3月 - 「家の光」100周年記念・2025年5月号 掲載
- 2025年5月 - 緑内障・白内障・黄斑変性 自分で防ぎ治す特効ケア 新装版(ブティック社)掲載
- 2025年7月 - 武蔵野くろす・とーく 8月号 掲載
- 2025年8月 - 家の光2025年10月号 (本誌表3)掲載
- 2025年9月 - NHKきょうの健康 2025年10月号 掲載
- 2025年10月 - 武蔵野くろす・とーく 10月号 掲載
- 2025年10月 - 講談社版 2026年お料理家計簿 掲載
- 2025年10月 - 婦人公論 11月号 掲載
- 2025年12月 - 緑内症 自分で治す最強辞典 掲載
- 2025年12月 - 日刊スポーツ一面(突き出し)掲載
- 2025年12月 - ニッカンスポーツ・コム「気になる情報」(SNS・社会面)掲載
- 2025年12月 - 健康雑誌「安心」2026年1月号 掲載
- 2025年12月 - 週刊女性12月30日号 カラー 2ページ(表3) 掲載
- 2025年12月 - ZAKⅡ(産経新聞社 SNS)現代人の"秘策メソッド"とは 掲載
脚注[編集]
- ↑ “医師と業者が近視論争”. 読売新聞: p. 24. (1988年3月23日)