ダブルヘテロ構造
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ダブルヘテロ構造とは、複数の材料を交互に接続し、2か所でヘテロ接合がある構造。ダブルヘテロ接合や二重ヘテロ構造とも。
概要[編集]
半導体材料のp型半導体やn型半導体、真性半導体を使用する構造について言うことが多い。
半導体では、ヘテロ接合の部分でフェルミ準位が一致するようなバンド構造になるが、 バンド幅(禁制帯幅)やフェルミ準位が適切な半導体材料を選ぶことでキャリア(電子や正孔)の濃度を大きくできる。 LEDの発光は、光で励起したキャリアの再結合によるものであり、キャリア濃度が大きいほど強い。そのため、ダブルヘテロ構造が 採用されることがある。
半導体レーザーやヘテロ接合バイポーラトランジスタには、シングルヘテロ構造のものあれば、ダブルヘテロ構造のものもある。