カラル (航洋曳船)
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カラル Калар | |
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ウラジオストク・金角湾での「カラル」 | |
基本情報 | |
船種 | 航洋曳船 |
級名 | ネフテガズII級航洋曳船 |
建造所 | ポーランド シュチェチン造船所 |
運用者 |
FESCO ソ連海軍 ロシア海軍 |
IMO | 8418552 |
母港 | ウラジオストク |
所属 |
太平洋艦隊 支援艦艇第31旅団 第2支援艦艇群 |
現況(2025年) | 運用中 |
船歴 | |
起工 | 1989年1月5日 |
進水 | 1989年3月31日 |
就役 | 1990年2月5日 |
要目 | |
排水量 | 基準 2678 t / 満載 4028 t |
総トン数 | 2723 t |
載貨重量トン数 | 1393 t |
全長 | 81.37 m |
幅 | 16.30 m |
喫水 | 5.0 m |
主機 | 6ZL40/48 ディーゼルエンジン ×2基 |
出力 | 3600 ps ×2 |
推進器 | 可変ピッチプロペラ ×2基 |
速力 | 15 kt |
概要[編集]
本船はネフテガズII級航洋曳船(Projekt B-92/II型)の15番船で、竣工時の船名はネフテガズ65(露: Нефтегаз-65)である。1989年、ポーランドのシュチェチン造船所で建造され、1990年にソ連海軍の航洋曳船兼補給船としてウラジオストクに配備された。2025年現在もウラジオストク船籍で太平洋艦隊所属となっており、時折日本近海にも姿を見せる。
なお、航洋曳船という船種は海上自衛隊における多用途支援艦に相当するものである。
また、船名の由来はシベリアのザバイカリエ地方を流れる河川、カラル川からだと考えられる。
甲板機器[編集]
- 曳航・揚錨用ウインチ ×2基
- ウインチ張力: 150t ×2
- 曳航索: 長さ1000m、直径60mm
- アンカーチェーン: 長さ550m、直径40mm ×2本
- ウインドラス: 55kW
- キャプスタン: 50kN
- 放水用ポンプ
- 放水銃 ×4基
- 右舷クレーン: 吊り上げ荷重12.5t、ブーム12m
- 左舷クレーン: 吊り上げ能力12.5トン、ブーム3m
- 補助ウインチ: 350m、直径20mm (索)
主な記録[編集]
- 1989年3月31日進水、1990年5月5日に「ネフテガズ65」としてソ連の国有海運会社FESCO(極東海運会社)所有の船となる
- 1990年、ロシア海軍太平洋艦隊に移籍し、船名は「カラル」となる
- 2005年10月17日から19日にかけて、ロシア・インド合同海軍軍事演習「インドラ2005」に参加
- 2013年12月16日から21日にかけて、海上自衛隊との日露捜索・救難共同訓練に参加、舞鶴港に寄港
- 2014年5月22日から25日にかけて、東シナ海で行われた第3回ロシア・中国海軍合同軍事演習に参加