よみもの:エンニュース/幻の「クチグロマス」及び世界最古の「クニマス」の標本が発見される
ナビゲーションに移動
検索に移動
魚類学者で京都大名誉教授である中坊徹次が標本が残っていなかった幻のクチグロマス及び世界最古のクニマスの標本が発見されたことが報告された。
クニマスとクチグロマスは田沢湖に生息していたマスの仲間であり、1940年(昭和15年)1月20日にph 1.1 の酸性水が流され、絶滅したとされた。2010年(平成22年)、中坊徹次やさかなクンらの研究チームによりクニマスが西湖で再発見された。クチグロマスは標本が残っておらず、クニマスやヒメマスとの雑種説もあった。
今回発見された標本はいずれも東京大学総合研究博物館に貯蔵されている。2月 - 3月に未整理であった標本を調べた結果、クニマスが3尾発見された。
この内の1尾のラベルには「口黒鱒(クチグロマス)」と書かれており、成熟前のクニマスに同定された。このことからクニマスとクチグロマスは同種と考えられた。
出典[編集]
- NHK (2025年7月23日). “淡水魚「クニマス」田沢湖産の標本3体見つかる 東京大学”. www3.nhk.or.jp 2025年7月23日閲覧。