なにわ筋線
なにわ筋線(なにわすじせん)は、大阪府大阪市浪速区にあるJR難波駅・新今宮駅から、大阪都心部の西本町駅と中之島駅を経由して大阪駅うめきた地下ホームに至る、建設中の鉄道路線。関西高速鉄道が第三種鉄道事業者、JR西日本・南海電気鉄道・阪急電鉄が第二種鉄道事業者となる予定である。
概要[編集]
完成すれば、新大阪・梅田・難波・天王寺という大阪の主要繁華街を結び、御堂筋線のバイパス的役割となる。また多くの鉄道事業者からの直通が予定されており、特に南海からすれば念願の梅田進出が直通によって果たされることとなる。
路線概況[編集]
西本町駅南方でJR西日本のJR難波駅から、南海の南海新難波駅からの連絡線が合流し、二層構造のまま北上して中之島駅を通り大阪駅へ至る。ここまでがなにわ筋線として一体的に整備されている区間である。阪急の新大阪連絡線はそのまま北上し、おそらく設置されるだろう中津駅のあとに淀川を沈埋トンネルで渡り、十三駅を通って新大阪駅に到着するルートが予想されている。
準備工事[編集]
すでになにわ筋線は工事が開始されているが、まだ工事が始まっていないところでも準備工事が実施されている。たとえば JR難波駅北方・大阪駅地下ホーム南方にはすでにトンネルが掘削されており、いつでも接続できる形となっている。また中之島駅では、なにわ筋線と中之島線との連絡通路がすでに設置されている。
ルート選定[編集]
南海[編集]
南海側のルートには高野線のうち運行系統が分断されている汐見橋線の区間からトンネルを延長し、難波あたりで合流される案があったが、用地取得が難しいことなどから見送られ、南海本線の新今宮駅から分岐させて地下トンネルへ入り、難波駅直下の新難波駅へ至るルートが選択された。
阪急[編集]
阪急の新大阪連絡線はまだ着工しておらず、いまだルート選定の段階にあるが、おそらく地下ホームから地下のまま淀川を渡るルートになると思われる。
直通列車[編集]
おそらくなにわ筋線には路線内完結の列車が運行されず、すべてが他路線からの直通列車になると思われる。