NOA連動型放送
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NOA連動型放送とは、駅自動放送の種類の一つ。
JR東海の主要駅で使用されている放送で、東海旅客鉄道(JR東海)の在来線に導入している名古屋圏運行管理システム(通称:NOA)と連動する放送。現時点では、中央線名古屋地区、東海道線名古屋地区、静岡地区の東海道線、関西線、武豊線にも導入。
NOAの自動進路制御装置 (PRC)により送られた情報をもとに各駅のホームに列車の種別・愛称名・行先・両数・停車駅などを放送する。 その他にも、啓発放送や、列車の遅れ・運転見合わせの詳細情報なども案内できる。
2016年10月には関西線に、同年11月には武豊線にも導入された。
担当アナウンサーは中央線(金山駅[注釈 1]~中津川駅間[注釈 2])は男声が津田英治、女声が向山佳比子。東海道本線(豊橋駅~大垣駅間[注釈 3])、関西線(八田駅~亀山駅間)、武豊線の男声が高塚正也、女声は中央線と同じく向山佳比子。静岡地区はHOYA株式会社作成のVOICE TEXT合成音声を使用している。
なお、東武鉄道の上り本線用発車メロディと同じものが接近メロディとして使用されている。
放送文例[編集]
- 到着予告放送
到着予告放送[編集]
- <4点チャイム>「次に、○番線から、発車します列車は、○○時、○○分発、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きです。この列車は、○両編成です。」[注釈 4]
- (快速以上の種別と特急列車の場合)「この列車は、○○、○○、○○の順に、停車します。」
- (快速以上の種別で途中から各駅に停車する場合)「この列車は、○○、○○の順に、停車し、○○からは、各駅に停車します。」
- (快速以上の種別で途中まで各駅に停車する場合)「この列車は、○○まで、各駅に停車したのち、○○、○○の順に、停車します。」
- (普通列車の場合)「この列車は、各駅に停車します。」
- (愛知環状鉄道直通列車の場合)「この列車は、中央本線、高蔵寺まで、各駅に停車したのち、高蔵寺からは、愛知環状鉄道線に、入ります。」
- (遅延がある場合)「この列車は、○○駅、を、約○分遅れて、発車しています。お急ぎのところ、ご迷惑をおかけします。」[注釈 5]
- (乗車位置案内がある場合)「乗車位置は、○印、○番から、○番です。」
- (後から来る列車より先に特定の駅に到着する場合)「○○まで、この列車が先にまいります。」
接近放送種別・行先案内[編集]
- (通常の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きが、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」
- (折り返し列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、当駅止まりの列車が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。この列車は、折り返し、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きになります。」
- (当駅止まり回送の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、○○止まりの列車が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」[注釈 6]
- (名古屋駅折り返し列車名のある列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、名古屋止まりの列車、○○(種別省略の列車名)、○号が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。この列車は、折り返し、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きになります。」
- (回送列車が当駅始発になる列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、回送列車が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。この列車は、折り返し、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きになります。」
- (通過列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線を、列車が、通過します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」※これが2回繰り返される。
- (神領駅3番線や高蔵寺駅1番線、関西線・武豊線折り返し列車入線の場合※簡易型)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、列車がまいります。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」※これが2回繰り返される。
接近放送両数案内[編集]
- (名古屋駅以外の場合)「この列車は、○両編成です。」
(車内清掃がある場合)「この列車は、到着後、清掃作業を行います。作業終了まで、しばらく、お待ち下さい。」
- 接近放送停車駅案内
- (快速以上の種別と特急列車の場合)「この列車は、○○、○○、○○の順に、停車します。」
- (快速以上の種別で途中から各駅に停車する場合)「この列車は、○○、○○の順に、停車し、○○からは、各駅に停車します。」
- (快速以上の種別で途中まで各駅に停車する場合)「この列車は、○○まで、各駅に停車したのち、○○、○○の順に、停車します。」
- (普通列車の場合)「この列車は、各駅に停車します。」
- (愛知環状鉄道直通列車の場合)「この列車は、中央本線、高蔵寺まで、各駅に停車したのち、高蔵寺からは、愛知環状鉄道線に、入ります。」
- (後から来る列車より先に特定の駅に到着する場合)「○○まで、この列車が先にまいります。」
- 接近放送付加事項
- (乗車位置案内がある場合)「乗車位置は、○印(の)、○番から、○番です。」
- (途中で切り離し、別の行き先/一部途中駅止まりになる場合)「この列車の、前○両は、○○行き/○○止まり、後ろ○両は、○○行き/止まりです。」[注釈 7]
- (愛知環状鉄道直通列車の場合)「高蔵寺、より、先をご利用のお客様は、前より、3/4両に、ご乗車下さい。」
- (次の駅が終点の場合)「次は、○○です。」
- (特急の号車案内)「自由席は、(○号車から、)○号車です。指定席は、(○号車から、)○号車です。(グリーン車は、(○号車から)○号車です。)」
- (特急のその他案内)「この列車には、車内販売がございません。あらかじめ、ホームでお買い求めの上、ご乗車ください。」
- (名古屋駅で「快速みえ」や「特急南紀」のような四日市から先伊勢鉄道線に入る列車の場合)<停車駅まで通常と同じ>「この列車は、途中、四日市から津までの間、一部、JR線とは別の、伊勢鉄道線を通ります。一部の企画乗車券で、四日市から先、ご乗車の際には、車内にて精算が必要です。」(英語放送あり)
停車中放送[編集]
- 「○番線の、列車は、○○時、○○分発、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きです。」
- (快速以上の種別と特急列車の場合)「この列車は、○○、○○、○○の順に、停車します。」
- (快速以上の種別で途中から各駅に停車する場合)「この列車は、○○、○○の順に、停車し、○○からは、各駅に停車します。」
- (快速以上の種別で途中まで各駅に停車する場合)「この列車は、○○まで、各駅に停車したのち、○○、○○の順に、停車します。」
- (普通列車の場合)「この列車は、各駅に停車します。」
- (愛知環状鉄道直通列車の場合)「この列車は、中央本線、高蔵寺まで、各駅に停車したのち、高蔵寺からは、愛知環状鉄道線に、入ります。」
- (途中で切り離し、別の行き先/一部途中駅止まりになる場合)「この列車の、前○両は、○○行き/○○止まり、後ろ○両は、○○行き/止まりです。」[注釈 8]
- (ホームライナーの場合)「この列車には、乗車券の他に、乗車整理券が、必要です。」
- (特急の号車案内)「自由席は、(○号車から、)○号車です。指定席は、(○号車から、)○号車です。(グリーン車は、(○号車から)○号車です。)」
- (特急のその他案内)「この列車には、車内販売がございません。あらかじめ、ホームでお買い求めの上、ご乗車ください。」
- (名古屋駅で「快速みえ」や「特急南紀」のような四日市から先伊勢鉄道線に入る列車の場合)<停車駅まで通常と同じ>「この列車は、途中、四日市から津までの間、一部、JR線とは別の、伊勢鉄道線を通ります。一部の企画乗車券で、四日市から先、ご乗車の際には、車内にて精算が必要です。」(英語放送あり)
- 名古屋駅では停車中放送の後に英語放送が入る。
- (回送列車の場合)「○番線の、列車は、回送列車です。」
発車放送[編集]
発車放送は関西線内では使用しない。
- (現在)<発車ベル>「○番線から、列車が発車します。ご注意下さい。」
- (現在、回送の場合)<発車ベル>「○番線から、回送列車が発車します。ご注意下さい。」
- (中央線導入当初)<発車ベル>「○番線から、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きが、発車します。ドアにご注意下さい。」
啓発放送[編集]
啓発放送は基本、向山佳比子の声で案内される。
- (歩きスマホ関連)「スマートフォンなどをご使用のお客様に、お願いいたします。画面をご覧になりながら歩くと、転落の原因となったり、周りのお客様とぶつかって、けがをさせる恐れもありますので、ご遠慮いただきますよう、お願いいたします。」
- (危険物持ち込み禁止)「お客様にお願いします。駅 及び車内への、危険物の持ち込みは、禁止されています。不審物を発見の際には、係員までお知らせください。」
- (駆け込み乗車防止)「お客様にお願いします。発車間際の駆け込み乗車は、大変危険です。おやめい下さいますよう、事故防止に、ご協力をお願いします。」
このほかにも存在する。
注釈[編集]
- ↑ 名古屋駅は向山氏のみで、男声は使用されていない。
- ↑ 高蔵寺駅~中津川駅間の一部の駅では、海鉄標準型放送が使用されていたが、現在は全駅で使用されていると思われる。
- ↑ 豊橋駅~岡崎駅間の一部の駅では、海鉄標準型放送が使用されていたが、現在は全駅で使用されていると思われる。
- ↑ 名古屋駅では両数がアナウンスされない
- ↑ 「約〇分」とあるが、1分単位で案内される。
- ↑ この放送後、停車中放送にて回送と案内。またこの放送は名古屋駅でも同様。
- ↑ 特急ひだや神領止まりなど、前後両が途中駅止まりの場合は「○○止まり」が使用され、浜松・武豊行きなど、途中で分岐して別の行き先になる場合は「○○行き」が使用される。
- ↑ 特急ひだや神領止まりなど、前後両が途中駅止まりの場合は「○○止まり」が使用され、浜松・武豊行きなど、途中で分岐して別の行き先になる場合は「○○行き」が使用される。