AviUtl

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AviUtl
開発元 KENくん
初版 1997年11月
最新版 1.1.0[1] - 2019年10月3日 (5年前) (2019-10-03)
ライセンス プロプライエタリ/クローズドソース
対応OS Windows
対応プラットフォーム IA-32, x86_64
種別 動画編集ソフト
公式サイト http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/
料金 無料
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AviUtlとは、KENくんによって開発されている老舗動画編集ソフトである。フリーソフトと書かれているが、自由ソフトウェアのことではなく、フリーウェアのことである。

概要[編集]

Windows XP以降のWindowsがオペレーティングシステムとして使われており、CPUでMMXが使える端末が、推奨環境である。 GNU/LinuxではWineを使用することで動作させられる可能性があるが、完全な動作が保証されているわけではない。Wineは、FreeBSDmacOSにも移植されているが、GNU/Linuxよりも失敗する可能性が高い。なお、VirtualBoxWindowsを動かすという方法もあり、GNU/Linux,macOSで可能である。

デフォルトでは、AVI形式でしか読み込み・エンコードをすることができないが、有志によるプラグインを使うとほかの形式にも対応させることができ、プラグインやスクリプトの追加次第では、有料動画編集ソフトを凌駕する性能を誇る動画編集ソフトとなる。

有志によって多くのプラグインやスクリプトが開発されている。特にKENくん本人によって開発されている拡張編集Pluginは動画・静止画・テキスト等を入れることができ、事実上必須である。

他にも、AviUtl本体や拡張編集Pluginのバグ修正と高速化を行うpatch.aulや、多くの形式を読み込み可能にするL-SMASH Works、L-SMASH WorksとAviUtlのエラーを激減させるInputPipePlugin、デファクトスタンダードのH.264 + AACのMP4で動画を出力できるx264guiExなどが必須と言われている。

そのため、導入の方法はかなり複雑であり、導入を支援するためのバッチファイルなども有志によって作成されている。

また、多数のプラグインやスクリプトを管理するためのパッケージマネージャー、AviUtl Package Managerなども開発されている。

ニコニコ動画YouTubeなどで多く見られる「ゆっくり実況」など合成音声や立ち絵を使用した動画の多くはこのAviUtlとゆっくりMovieMakerによって作成されている。

公式サイトは、さくらインターネットのサーバで動いている。[2]googlesyndication.comgoogletagmanager.com、images-amazon.comへの接続がある。

導入[編集]

現時点で最も簡単と思われるAviUtl Installer Scriptを使用する方法と、従来通り手動で行う方法を記載する。

AviUtl Installer Scriptを使用する[編集]

AviUtlの導入を支援するためのバッチファイル、AviUtl Installer Scriptを使用する方法。GNU/LinuxなどWindows以外のオペレーティングシステムでは使えない。

  1. AviUtl Installer Scriptから aviutl-installer_​X.X.X​.zip をダウンロードする。
  2. ダウンロードしてきたzipファイルを展開する。
  3. 展開したフォルダの中にある「aviutl-installer.cmd」をダブルクリックする。
    「WindowsによってPCが保護されました」と表示されたら「詳細情報」をクリックして、出てきた「実行」をクリックすれば実行可能。
  4. あとは指示通り操作するだけ。基本的には Y を入力したり「はい」を押しておけばいい。

手動で行う[編集]

全て手動で行う方法。

  1. AviUtlのお部屋からAviUtlの本体 (以下: 本体) と拡張編集Pluginの最新版(テスト版ではない)をダウンロードし、ファイルを解凍する。
    • Omakeに両者が入ったzipファイルがあるが、バージョンが古いのでおすすめしない。
    • 拡張編集Pluginは、本体と同じフォルダに入れる(「plugins」に入れてはならない。多くのプラグインの不具合の原因となる)。
  2. patch.aul(謎さうなフォーク版)から最新版をダウンロード。解凍して、中身のpatch.aulを本体と同じフォルダに入れる。
  3. L-SMASH-Works-Auto-Buildsにアクセスし、「L-SMASH-Works_rXXXX_Mr-Ojii_vimeo.zip」(XXXXはバージョン番号。大きい方が新しい)をダウンロード。「iw」から始まるファイルを本体と同じフォルダもしくは「plugins」に入れる。
  4. InputPipePluginから最新版をダウンロード。解凍して、中身の「InputPipe」から始まるファイルをL-SMASH-Worksと同じフォルダに入れる。
  5. x264guiExから最新版をダウンロード。解凍して、中身のフォルダやファイルを丸ごと本体と同じフォルダに入れる。
  6. 初期設定を行う。項目が多すぎるのでセットアップ - /AviUtl - Cosenseを見ること。
    • なんなら最初からこの記事だけ見て導入すればいい。この項目不要なのでは?

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. AviUtlのお部屋
  2. dig spring-fragrance.mints.ne.jpで表示されたIPをwhois <IPアドレス>することで確認できる。(2025-09-05現在)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]