Amazon Web Services
Amazon Web Services, Inc.(アマゾン ウェブ サービス、略称:AWS)は、クラウドコンピューティングサービスを提供するAmazonの子会社である。2006年にサービス提供が開始され、IaaS における世界的シェアが39%で1位[1]。世界で数百万以上、日本国内においても数十万を超える顧客が AWS を利用している[2]。
2025年(1月〜12月)の AWS セグメントの売上高は1,287億米ドル、営業利益は456億米ドルで、Amazon.com 全体の営業利益(約800億米ドル)の半分以上を占めた[3]。調査会社 Synergy Research Group によると、2026年第2四半期の世界のクラウドインフラサービス市場における AWS のシェアは28%で首位である[4]。
全体アーキテクチャ[編集]
その後も開設が続き、2025年6月5日に台北リージョン(ap-east-2)が開設されて37リージョン・117 AZ となり[5]、同年9月1日にはニュージーランドリージョン(ap-southeast-6)が開設された(38リージョン・120 AZ)[6]。2026年1月15日には、EU 域内のみに設置され EU 居住者のみによって運用される独立したクラウド「AWS European Sovereign Cloud」の一般提供が始まり、最初のリージョンがドイツ・ブランデンブルク州に置かれた[7]。2026年9月時点で AWS は39のリージョンと124の AZ を展開し、サウジアラビアとチリに新たなリージョンの開設を計画している[8]。
東京リージョンは2018年1月25日に4つ目の AZ が追加され、4つの AZ で構成される[9][10]。大阪リージョンは3つの AZ を持ち、東京リージョンから直線距離で約400 km 離れており、両リージョンを組み合わせた国内2リージョン構成をとることができる[11]。
代表的なサービスのアーキテクチャ[編集]
EC2[編集]
Nitro は2017年11月の AWS re:Invent 2017 で存在が公表された基盤技術で、それまでホストサーバー上のソフトウェアで処理していたネットワーク、ストレージ、セキュリティなどの機能を AWS が独自に開発したハードウェアにオフロードするものである。これにより EC2 のベアメタルインスタンスや VMware Cloud on AWS が実現されたと説明されている[12]。
独自半導体[編集]
AWS では、2015年1月に買収が報じられたイスラエルの半導体設計企業 Annapurna Labs[13]が Trainium などのデータセンター向け半導体の開発を担っている[14]。Arm ベースの CPU である Graviton は2018年に提供が始まり(後述)、2025年12月の re:Invent 2025 では第5世代の Graviton5 が発表された[15]。Datadog が2024年6月に公表した、同社のコスト管理製品を利用する数百の組織の AWS 利用料(2023年5月〜2024年4月)の分析では、Arm ベースのインスタンスを利用する組織で EC2 のコンピューティング費用に占めるその比率は平均18%と1年前の2倍になり、最も普及していたのは Graviton2 を搭載する T4g インスタンスであった[16][17]。
機械学習向けには学習・推論用アクセラレータの Trainium を展開する。Trainium2 を搭載した Amazon EC2 Trn2 インスタンスは2024年12月3日に一般提供が始まり[18]、同時に Trainium2 の2倍の性能を持つとする次世代の Trainium3 を2025年中に投入する計画が示された[19]。Trainium3 を搭載した UltraServers は re:Invent 2025 で一般提供が発表された[15][20]。
2025年10月29日には、Anthropic と共同で構築した AI 学習用クラスター「Project Rainier」の稼働開始を発表した。インディアナ州のデータセンターに約50万個の Trainium2 を搭載し、Anthropic の大規模言語モデル Claude の訓練と推論に利用される[21][22]。
セキュリティ[編集]
2024年5月14日、CEO のアダム・セリプスキーが退任すると発表され、6月3日付でセールスとマーケティングを担当する上級副社長のマット・ガーマンが CEO に就任した。セリプスキーは2021年5月にアンディ・ジャシーから CEO を引き継いでおり、CEO の交代は3年ぶりであった[23][24]。
2024年11月1日、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社の代表執行役員社長に白幡晶彦が就任した[25]。同月、Amazon は Anthropic への40億ドルの追加出資を発表し、出資額は累計80億ドルとなった。Anthropic は AWS を主要なクラウドおよびモデル学習のパートナーと位置付け、Trainium の開発で Annapurna Labs と協業することになった[14]。
2024年12月、ラスベガスで開催された re:Invent 2024 において、Amazon が自社開発した基盤モデル「Amazon Nova」を発表した[26]。あわせて、Trainium2 を搭載した EC2 Trn2 インスタンスの一般提供と、次世代の Trainium3 の開発計画が発表された[19][18]。
2025年6月5日、台北リージョンを開設[5]。同月11日、米電力会社タレン・エナジーは、同社が保有するサスケハナ原子力発電所から AWS に最大192万 kW を2042年まで供給する電力購入契約を締結したと発表した[27][28]。
2025年7月14日、AI エージェントを組み込んだ統合開発環境「Kiro」のプレビュー版を公開した(同年11月17日に一般提供)[29][30]。
2025年9月1日、ニュージーランドリージョンを開設[6]。
2025年10月14日、認定資格体系の更新を発表し、新資格「AWS Certified Generative AI Developer - Professional」の新設などを明らかにした(後述)[31]。
2025年10月29日、Anthropic と共同で構築した AI クラスター「Project Rainier」の稼働開始を発表した(前述)[21]。
2025年11月3日、OpenAI と7年間で380億ドル規模の戦略的提携を発表した。OpenAI は NVIDIA 製 GPU を搭載した Amazon EC2 UltraServers など AWS のコンピューティング資源を利用する[32]。
2025年12月、re:Invent 2025 において、CPU の Graviton5、Trainium3 を搭載した UltraServers の一般提供、基盤モデル「Amazon Nova 2」、AI エージェント基盤 Amazon Bedrock AgentCore の機能拡充(Policy・Evaluations など)、顧客のデータセンターに AWS の AI インフラを設置する「AI Factories」などを発表した[15][20]。
2026年1月15日、AWS European Sovereign Cloud の一般提供を開始した[7]。同月27日、AWS ジャパンは2026年の事業戦略を「日本のために、社会のために、その先へ」として発表し、東京リージョン開設から15年、大阪リージョン開設から5年の節目にあたることを踏まえ、技術・人と社会・信頼性への投資を3本柱とする方針を示した[33]。
2026年2月5日、Amazon.com が2025年通期決算を発表した[34]。AWS の2025年売上高は1,287億ドル(前年比20%増)、営業利益は456億ドルであった[3]。2025年第4四半期の AWS 売上高は前年同期比24%増の356億ドルで、Amazon は2026年に約2,000億ドルの設備投資を計画していると説明した[34]。
2026年2月、Amazon と OpenAI は提携の拡大を発表した。Amazon は OpenAI に500億ドル(初期投資150億ドル)を出資し、OpenAI は既存の380億ドルの契約を8年間で1,000億ドル増額して約2 GW 分の Trainium を利用することを確約した。AWS は OpenAI の AI エージェント基盤「Frontier」の独占的なサードパーティクラウド提供事業者となった[35][36]。同年4月28日には、OpenAI と Microsoft の独占契約の改定を受け、OpenAI のモデルを Amazon Bedrock などを通じて AWS 上で提供することが発表された[37]。
2026年4月20日、Amazon は Anthropic に50億ドルを追加出資し、将来さらに最大200億ドルを投資すると発表した。Anthropic はモデルの学習と推論のために最大5 GW 分の Trainium を確保し、今後10年間で1,000億ドル超を AWS に支出することを確約した[38][39]。
2026年6月25日・26日、AWS Summit Japan 2026 を幕張メッセで開催した[40]。
2026年7月30日、Amazon.com の2026年第2四半期決算で、AWS の売上高は前年同期比36.7%増の422億ドル、営業利益は166億ドルとなり、成長率は過去18四半期で最も高くなった。Amazon は2026年通期の設備投資を約2,200億ドルと見込んでいる[41]。
2026年8月26日、オープンソースの分析データベース DuckDB の開発元である DuckLabs(オランダ・アムステルダム)を買収する正式契約を締結したと発表した。DuckDB は独立した非営利組織のもとで MIT ライセンスによる提供が継続される[42][43]。
認定プログラムの変遷[編集]
日本国内で初めての AWS 認定試験は、2013年6月5日・6日に品川で開催された AWS Summit Tokyo 2013 の会場で実施された[44]。
2025年には資格体系の見直しが行われた。SysOps Administrator - Associate は2025年9月30日の試験更新(SOA-C03)にあわせて CloudOps Engineer - Associate に改称された[45]。同年10月14日には、基盤モデルや RAG アーキテクチャを用いた AI アプリケーション構築の能力を検証する「Generative AI Developer - Professional」の新設(ベータ試験の登録開始は同年11月18日)、Security - Specialty の改訂、Machine Learning - Specialty の廃止が発表された[31][46]。2026年9月時点の公式サイトでは、新たな区分「ビジネス認定」として AI Business Strategist のベータ試験が掲載され、Advanced Networking - Specialty は2026年12月31日に廃止予定とされている[47]。
パートナーコミュニティ[編集]
AWS に関する情報を Blog などで提供する利用者が多いことも特徴で、Web 検索によって他の利用者が必要とする情報を見つけやすい。
AWS は、顧客のイノベーション推進に貢献した APN メンバーを毎年表彰する「AWS Partner Awards」を実施している[48]。2024年のジオ・グローバルのアワードは2024年12月の re:Invent で発表され、日本のカントリーアワード「2024 Country AWS Partners of the Year」は2025年5月8日の AWS Partner Summit Tokyo で発表された。受賞は Rising Star Partner of the Year がエクサウィザーズ、Consulting Partner of the Year がクラスメソッド、Technology Partner of the Year が Datadog Japan であった[48]。2026年4月23日の同サミットで発表された2026年の日本のアワード(リージョナルアワード)では、Consulting Partner of the Year にクラスメソッド、Rising Star Consulting Partner of the Year にベンジャミン、Technology Partner of the Year にトレンドマイクロ、Rising Star Technology Partner of the Year に KnowBe4 Japan が選ばれた[49][50]。
経営と業績[編集]
業績[編集]
AWS は Amazon.com の報告セグメントの1つであり、売上高と営業利益が開示されている。2023年から2025年の実績は以下の通り[3]。
| 年 | 売上高(百万米ドル) | 前年比 | 営業利益(百万米ドル) |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 90,757 | – | 24,631 |
| 2024年 | 107,556 | +19% | 39,834 |
| 2025年 | 128,725 | +20% | 45,606 |
2025年の Amazon.com 全体の営業利益は799億7,500万ドルであり、AWS がその半分以上を占めた[3]。2025年第3四半期の AWS 売上高は前年同期比20%増の330億ドル、営業利益は114億ドルで、Amazon 全体の営業利益の6割以上を稼いだ[51]。2026年第2四半期には売上高が前年同期比36.7%増の422億ドルに達し、成長率は過去18四半期で最も高くなった[41]。
経営陣[編集]
2021年5月、アンディ・ジャシーからアダム・セリプスキーが CEO を引き継いだ。セリプスキーは AWS 初期の幹部で、データ分析企業 Tableau の CEO を経て AWS に復帰していた。2024年6月3日にはマット・ガーマンが CEO に就任した[23][24]。
買収[編集]
2015年1月、イスラエルの半導体設計企業 Annapurna Labs の買収が報じられた。買収額は約3億5,000万ドルと伝えられた[13]。2026年8月には、DuckDB の開発元 DuckLabs を買収する正式契約を締結した[42]。
日本における事業[編集]
AWS は2009年に日本オフィスを開設し、2011年3月に東京リージョン、2021年3月に大阪リージョンを開設した[52]。日本法人はアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社で、2024年11月1日から白幡晶彦が代表執行役員社長を務める[25]。前任の長崎忠雄は、2024年1月に社長として後述の投資計画を発表した[53]。
投資と経済効果[編集]
AWS は2011年から2022年までに日本のクラウドインフラに1兆5,100億円を投資し、2024年1月19日には2023年から2027年までに東京と大阪のクラウドインフラへさらに2兆2,600億円を投資する計画を発表した。同社の推計では、この投資は日本の GDP に5兆5,700億円貢献し、年間平均3万500人以上の雇用を支えるとされる[52][53][54]。2026年1月には、従来の技術への投資、人と社会への投資に加え、信頼性への投資を新たな柱とする方針を示した[33]。
生成 AI 支援プログラム[編集]
2023年7月3日、AWS ジャパンは国内に拠点を持つ企業・団体を対象に大規模言語モデル(LLM)の開発を支援する「AWS LLM 開発支援プログラム」を開始した。技術支援に加え、総額600万米ドル相当の AWS 利用料の支援などを行うもので、開発成果物の所有権は参加者側が持つ[55][56]。2024年度には対象を LLM の利用者にも広げた「AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム」を実施し、150社以上が参加した。2025年度も同プログラムが継続されている[57][58]。2026年には「フィジカル AI 開発支援プログラム」を始動した[33]。
ガバメントクラウド[編集]
デジタル庁が整備する政府共通のクラウド基盤「ガバメントクラウド」には、2021年秋に AWS と Google Cloud が、2022年秋に Microsoft Azure と Oracle Cloud Infrastructure が、2023年11月にさくらインターネットの「さくらのクラウド」が採択された。2023年11月27日時点で国と自治体が利用する本番アカウントは175で、その内訳は AWS が162、Google Cloud が8、Microsoft Azure が2、Oracle Cloud Infrastructure が3であった[59]。
国内市場での利用状況[編集]
MM 総研が2022年6月時点で国内企業を対象に実施した調査では、IaaS 利用企業のうち54.7%が AWS を利用しており、Microsoft Azure(44.0%)、Google Cloud Platform(26.2%)を上回った[60]。
個別の採用例としては、2025年9月18日に住信SBIネット銀行(2026年8月3日にドコモSMTBネット銀行へ商号変更[61][62])が、日本アイ・ビー・エムのオープン系勘定系システム「NEFSS」を基盤とする勘定系システムを、2028年初頭を目途に AWS のクラウド環境へ全面移行すると発表した。同行は2017年からクラウドファーストを掲げて主要システムを AWS へ移してきており、勘定系の基盤選定では他社のパブリッククラウドも検討した上で AWS を選んだ。移行完了後は主要システムの全てが AWS 上で稼働し、データベースには Amazon RDS for Db2 などのマネージドサービスが用いられ、運用コストは約30%の削減が見込まれている[63][64][65]。移行ではキンドリルがクラウド基盤の構築と稼働後の運用を支援し[65][66]、監視・可観測性の基盤には同行が既存システムで用いてきた Datadog のプラットフォームが採用された(Datadog Japan が2026年2月に発表)[67][68]。
競合と市場シェア[編集]
Synergy Research Group の調査によると、世界のクラウドインフラサービス市場における AWS のシェアは、2024年第2四半期の32%(Microsoft 23%、Google 12%)[69]から、2025年第3四半期には29%(Microsoft 20%、Google 13%)[70]、2026年第2四半期には28%(Microsoft 20%、Google 15%)へと漸減しているものの、首位を維持している。2026年第2四半期の同市場の規模は1,430億ドルで、生成 AI の需要により前年同期比43%の成長となった[4]。
ガートナーの Magic Quadrant for Strategic Cloud Platform Services では、2025年版で15年連続のリーダーに位置付けられた[71]。
環境・エネルギー[編集]
Amazon は2024年7月、事業で使用する電力量に相当する電力を100%再生可能エネルギーで賄うという目標を、当初計画より7年早い2023年に達成したと公表した[72]。同社は2024年2月時点で、2020年から4年連続で企業として世界で最も多くの再生可能エネルギーを購入したとしている[73]。
データセンターの電力需要の増加に対応して、原子力の活用も進めている。2025年6月11日、米タレン・エナジーは、同社が保有するサスケハナ原子力発電所から AWS に最大192万 kW を供給する電力購入契約を締結したと発表した。契約期間は2042年までで、2029年に84万〜120万 kW、2032年に168万〜192万 kW の供給を見込む。両社は小型モジュール炉の建設についても検討している[27][28]。
イベント[編集]
- AWS re:Invent
- AWS の年次カンファレンス。2012年11月にラスベガスで初めて開催された[74]。2026年は11月30日から12月4日にラスベガスで開催予定である[75]。
- AWS Summit
- 各国で開催されるカンファレンス。日本では2012年9月13日・14日に「AWS Summit Tokyo 2012」として東京で初めて開催され、初日には東京リージョンの3つ目の AZ の開設が発表された[76]。2024年6月20日・21日には「AWS Summit Japan 2024」が幕張メッセで開催され[77]、2026年も6月25日・26日に幕張メッセで開催された[40]。
- AWS re:Inforce
- セキュリティとコンプライアンスに関するカンファレンス。2019年6月25日・26日にボストンで開催された回には、50カ国以上から8,000人以上が参加した[78]。
サービス一覧[編集]
AWS が提供するサービス数は2023年2月時点で242に上り[79]、AWS が2026年6月に公開した概要文書でも200を超えるサービスを提供しているとされる[80]。様々な分野のサービスが提供されているが、新しくリリースされたサービスや利用シーンが限定されるサービスについては、一部のリージョンでしか利用できない場合がある。また AWS は、新規利用者の受け付けを終えて既存利用者向けの運用のみを続ける「メンテナンス」、運用終了日を定めた「サンセット」、提供を終えた「フルシャットダウン」の 3 段階でサービスの提供状況の変更を公表しており[81]、以下の一覧は2026年9月時点の主なサービスを分野別に示す(提供状況に変更のあるものは括弧内に注記する)。
なお、サービス名が Amazon から始まっているものはスタンドアロンサービス(それ単体でサービスとして成立するもの)で、サービス名が AWS で始まっているものはユーティリティサービス(他のサービスと連携して利用するもの)である[82]。Amazon / AWS どちらも名前に付かないサービスも一部存在する。
コンピューティング[編集]
- Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) - クラウド上で仮想サーバー(インスタンス)を実行
- Amazon Lightsail - 月額料金制の仮想プライベートサーバー (VPS) とコンテナ
- AWS Lambda - サーバーを管理せずにイベント発生時にコードを実行するサーバーレスコンピューティング
- AWS Auto Scaling - 複数の AWS リソースの容量を需要に応じて自動で調整(EC2 向けは Amazon EC2 Auto Scaling)
- AWS Elastic Beanstalk - ウェブアプリケーションのデプロイと容量管理、監視を自動化
- AWS Batch - 大量のバッチコンピューティングジョブをスケジュールして実行
- AWS Outposts - AWS のインフラストラクチャとサービスをオンプレミスの拠点で実行
- AWS Local Zones - AWS のインフラストラクチャを利用者に近い都市部の拠点へ拡張し、低遅延のワークロードを実行
- VMware Cloud on AWS (VMC on AWS) - AWS と VMware が共同で開発した統合クラウドサービス。2024年4月30日をもって AWS による再販を終了し、以後はBroadcomが提供[83]
- Amazon Elastic VMware Service (EVS) - VMware Cloud Foundation の環境を AWS 上で構築・運用(2025年8月5日に一般提供開始)[84]
コンテナ[編集]
- Amazon Elastic Container Service (ECS) - コンテナの実行とスケーリングを管理するオーケストレーションサービス
- Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) - AWS 上とオンプレミスで Kubernetes クラスターを実行するマネージドサービス
- AWS Fargate - ECS と EKS で利用するコンテナ向けのサーバーレスコンピューティングエンジン
- Amazon Elastic Container Registry (ECR) - コンテナイメージの保存、共有、デプロイを行うコンテナレジストリ
ストレージ[編集]
- Amazon Simple Storage Service (S3) - データレイクやバックアップ、アーカイブに用いるオブジェクトストレージ
- Amazon Elastic Block Store (EBS) - EC2 インスタンスに接続するブロックストレージボリューム
- Amazon Elastic File System (EFS) - 容量が自動で伸縮する NFS 互換のファイルシステム
- Amazon FSx - Windows、Lustre、NetApp ONTAP、OpenZFS のマネージドファイルシステム
- Amazon Glacier - S3 のストレージクラス「Amazon S3 Glacier」として提供されるアーカイブストレージ(ボールト方式の従来サービスは2025年11月7日に新規利用の受付を終了)[85]
- AWS Storage Gateway - オンプレミス環境とクラウドストレージを接続するハイブリッドストレージ
- AWS Backup - AWS の各サービスやサードパーティアプリケーションのバックアップを一元管理
- AWS Elastic Disaster Recovery (AWS DRS) - オンプレミスや他クラウド上のアプリケーションを AWS 上で復旧するディザスタリカバリ
データベース[編集]
- Amazon Relational Database Service (RDS) - Amazon Aurora、MySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle、Microsoft SQL Server、Db2 などのリレーショナルデータベース
- Amazon Aurora - MySQL および PostgreSQL と互換性を持つクラウド向けリレーショナルデータベース
- Amazon Aurora DSQL - サーバーレスの分散 SQL データベース(2025年5月27日に一般提供開始)[86]
- Amazon DynamoDB - サーバーレスのキー・バリュー型 NoSQL データベース
- Amazon DocumentDB - MongoDB と互換性を持つドキュメントデータベース
- Amazon ElastiCache - Valkey、Redis OSS、memcached と互換性を持つインメモリキャッシュ[87]
- Amazon Neptune - ナレッジグラフや ID グラフなどに用いるマネージドグラフデータベース
ネットワークとコンテンツ配信[編集]
- Amazon Virtual Private Cloud (VPC) - 論理的に分離された仮想ネットワークを定義し、AWS リソースを配置
- Amazon CloudFront - 静的・動的コンテンツを配信する CDN(コンテンツ配信ネットワーク)
- Amazon Route 53 - ドメイン名の登録とルーティングポリシーを備えた DNS サービス
- Elastic Load Balancing (ELB) - 複数のターゲットに着信トラフィックを自動で分散するロードバランサー
- Amazon API Gateway - HTTP、REST、WebSocket 形式の API を作成、公開、管理
- AWS Direct Connect - オンプレミスのネットワークと AWS を結ぶ専用線接続
- AWS VPN - 拠点間およびリモートアクセス向けの暗号化 VPN 接続
- AWS Transit Gateway - VPC とオンプレミスネットワークを中央のハブで相互接続
- AWS PrivateLink - VPC、AWS のサービス、オンプレミス間のプライベート接続
- AWS Global Accelerator - 静的 IP アドレスを入口に AWS のグローバルネットワークでトラフィックを転送
分析[編集]
- Amazon Athena - SQL を使用して S3 上のデータを分析するサーバーレスのクエリサービス
- Amazon EMR - Hadoop や Spark などのフレームワークによる大規模分散データ処理
- Amazon Kinesis - データストリームと動画ストリームのリアルタイム収集・処理(Data Streams、Video Streams)
- Amazon Data Firehose - ストリーミングデータをデータレイクや分析サービスへ配信。2024年2月9日に Amazon Kinesis Data Firehose から改名[88]
- Amazon Managed Service for Apache Flink - Apache Flink によるストリーミングデータの処理・分析。2023年8月30日に Amazon Kinesis Data Analytics から改名[89]
- Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (MSK) - Apache Kafka のマネージドサービス
- Amazon OpenSearch Service - OpenSearch による検索とログ分析のマネージドサービス。2021年9月8日に Amazon Elasticsearch Service から改名[90][91]
- AWS Glue - サーバーレスのデータ統合・ETL サービス
- AWS Lake Formation - データレイクの構築とデータアクセス権限の一元管理
- Amazon Redshift - SQL による分析を行うクラウドデータウェアハウス
- Amazon Quick - BI ダッシュボードと AI アシスタントを統合した分析サービス。2025年10月9日に Amazon Quick Suite として提供を開始[92]。Amazon QuickSight から発展したもので、QuickSight の BI 機能は Quick 内の Amazon Quick Sight として存続[93]
機械学習・生成 AI[編集]
- Amazon SageMaker - データ、分析、AI を統合した基盤。従来の機械学習サービスは2024年12月3日に Amazon SageMaker AI へ改名[94][95]
- Amazon Bedrock - 基盤モデルを API で提供し、生成 AI アプリケーションとエージェントを構築するサービス
- Amazon Bedrock AgentCore - AI エージェントのデプロイと運用のためのランタイム、メモリ、ID 管理などのサービス群(2025年10月13日に一般提供開始)[96]
- Amazon Nova - Amazon が自社開発した基盤モデル群[26]
- Amazon Rekognition - 画像と動画の分析(ラベル検出、顔分析、テキスト検出など)
- Amazon Textract - 文書や帳票からのテキスト、手書き文字、データの抽出 (OCR)
- Amazon Transcribe - 音声をテキストに変換する音声認識
- Amazon Translate - ニューラル機械翻訳
- Amazon Polly - テキストを音声に変換する音声合成
- Amazon Comprehend - テキストからエンティティ、キーフレーズ、感情などを抽出する自然言語処理
- Amazon Lex - 音声とテキストによる会話型インターフェイス(チャットボット)の構築
半導体・ハードウェア[編集]
- AWS Graviton - Arm ベースの CPU。EC2 などのインスタンスに搭載(前述)
- AWS Trainium - 機械学習モデルの学習・推論向けアクセラレータ。EC2 Trn インスタンスに搭載[18]
- AWS Inferentia - 機械学習モデルの推論向けチップ。EC2 Inf インスタンスに搭載
- AWS Nitro System - EC2 の基盤となる専用ハードウェアと軽量ハイパーバイザー[12]
開発者ツール[編集]
- AWS CodeCommit - Git リポジトリ。2024年7月に段階的な廃止方針が示されたが、2025年11月24日に一般提供へ復帰した[97]
- AWS CodeBuild - ソースコードのビルドとテストを実行する継続的インテグレーションサービス
- AWS CodeDeploy - EC2、Lambda、ECS などへのアプリケーションのデプロイを自動化
- AWS CodePipeline - ビルド、テスト、デプロイの各段階を自動化する継続的デリバリーサービス
- AWS Cloud Development Kit (CDK) - プログラミング言語でインフラを定義しプロビジョニングするフレームワーク
- AWS X-Ray - 分散アプリケーションのリクエストを追跡・分析する分散トレーシング
- AWS Amplify - ウェブ・モバイルアプリケーションのバックエンド構築とホスティング
- AWS AppSync - GraphQL および Pub/Sub の API を構築・運用するサーバーレスサービス
- Amazon Q Developer - ソフトウェア開発者向けにコーディング支援などを行う生成 AI サービス(IDE 向けプラグインと有料プランは2026年5月15日に新規の申し込みを終了し、2027年4月30日にサポート終了予定。後継は Kiro)[98][99]
- Kiro - AI エージェントを組み込んだ統合開発環境[30]
セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス[編集]
- AWS Identity and Access Management (IAM) - AWS のサービスとリソースへのアクセス権限の一元管理
- AWS IAM Identity Center - 複数の AWS アカウントとアプリケーションへのシングルサインオンの一元管理。2022年7月26日に AWS Single Sign-On から改名[100]
- Amazon Cognito - ウェブ・モバイルアプリケーション向けのユーザー認証と ID 管理
- AWS Key Management Service (KMS) - 暗号化キーの作成と管理、暗号化操作
- AWS Secrets Manager - データベース認証情報や API キーなどのシークレットの保存とローテーション
- AWS Certificate Manager (ACM) - SSL/TLS 証明書の発行と管理
- Amazon GuardDuty - アカウント、ワークロード、データを対象とした脅威検出
- Amazon Inspector - EC2 インスタンス、コンテナイメージ、Lambda 関数の脆弱性管理
- Amazon Macie - 機械学習とパターンマッチングによる機密データの検出と保護
- AWS Security Hub - セキュリティの検出結果の集約と優先順位付け(2025年12月2日に新版が一般提供開始)[101]
- AWS Shield - アプリケーションを保護するマネージド型の DDoS 対策サービス
- AWS WAF - ウェブトラフィックをフィルタリング (ウェブアプリケーションファイアウォール)
- AWS Firewall Manager - ファイアウォールルールの一元管理
- AWS Network Firewall - VPC 向けのマネージド型ネットワークファイアウォール
- AWS Directory Service - Microsoft Active Directory のマネージド提供と接続
管理とガバナンス[編集]
- Amazon CloudWatch - リソースとアプリケーションのメトリクス・ログを収集して監視
- AWS CloudTrail - AWS アカウント内の API 呼び出しと操作履歴の記録
- AWS Config - リソースの設定変更の記録とルールに基づく評価
- AWS CloudFormation - テンプレートからリソースを作成・管理する Infrastructure as Code
- AWS Organizations - 複数の AWS アカウントの一元管理とポリシー適用
- AWS Control Tower - マルチアカウント環境の構築とガバナンスの適用
- AWS Systems Manager - AWS、オンプレミス、マルチクラウドのリソースの運用管理
- AWS Trusted Advisor - AWS 環境を検査し、コスト、性能、セキュリティに関する推奨事項を提示
- AWS Well-Architected Tool - ベストプラクティスに基づくワークロードの評価と改善の追跡
- AWS Cost Explorer - AWS のコストと使用量の推移の可視化と分析
- AWS Budgets - コストと使用量の予算の設定と、超過時や超過見込み時の通知
アプリケーション統合[編集]
- Amazon Simple Queue Service (SQS) - 分散システムを疎結合にするマネージド型のメッセージキュー
- Amazon Simple Notification Service (SNS) - アプリケーション間の pub/sub 配信と、SMS、E メール、モバイルプッシュ通知
- Amazon EventBridge - アプリケーションや AWS サービスのイベントを配送するサーバーレスのイベントバス
- AWS Step Functions - 複数の AWS サービスを連携させるサーバーレスのワークフローオーケストレーション
- Amazon MQ - Apache ActiveMQ と RabbitMQ のマネージド型メッセージブローカー
移行と転送[編集]
- AWS Transform - メインフレーム、VMware、.NET などの環境の移行と近代化を行う AI エージェントサービス(2025年5月15日に一般提供開始)[102][103][104]
- AWS Transform MGN - AWS Transform の複製エンジンとして、サーバーを AWS へ移行(リホスト)するサービス。2026年6月8日に AWS Application Migration Service (MGN) から改名[105]
- AWS Database Migration Service (DMS) - データベースの移行とスキーマ変換
- AWS DataSync - オンプレミスと AWS のストレージ間のデータ転送の自動化
- AWS Transfer Family - SFTP、FTPS、FTP、AS2 による AWS ストレージへのファイル転送
メディアサービス[編集]
- AWS Elemental MediaConvert - ファイル形式の動画を放送・マルチスクリーン配信向けにトランスコード
- AWS Elemental MediaLive - ライブ動画のエンコードとリニアチャンネル・ライブイベントの配信
- AWS Elemental MediaPackage - 動画ストリームのオリジン配信とジャストインタイムのパッケージング
- Amazon Interactive Video Service (IVS) - 低遅延のライブ動画配信を行うマネージド型サービス
IoT[編集]
- AWS IoT Core - 接続デバイスと AWS サービス間の双方向通信を仲介するデバイスゲートウェイ
- AWS IoT Greengrass - デバイス上で動作するオープンソースのエッジランタイムとその管理サービス
- AWS IoT SiteWise - 産業機器のデータを収集、整理、分析する産業用 IoT サービス
- FreeRTOS - マイクロコントローラ向けのオープンソースのリアルタイム OS
ビジネスアプリケーション・エンドユーザーコンピューティング[編集]
- Amazon Connect Customer - クラウド型のコンタクトセンターサービス(旧称 Amazon Connect・2026年時点の名称)[106]
- Amazon WorkSpaces - Windows と Linux の仮想デスクトップ (VDI) を提供
- Amazon Simple Email Service (SES) - アプリケーションからの E メールの送信と受信
その他[編集]
- Amazon Braket - IonQ 等が提供する量子コンピュータとシミュレータで量子アルゴリズムを実行
- Amazon GameLift Servers - マルチプレイヤーゲーム向けの専用ゲームサーバーのホスティング。2025年3月6日に Amazon GameLift から改名[107]
- AWS Marketplace - AWS 上で動作するサードパーティ製ソフトウェアやデータを売買するカタログ
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ “ワールドワイドのIaaSクラウド市場シェア、2021年は1位AWS、2位マイクロソフト、3位にはAlibaba、4位がGoogleとの調査結果。ガートナーが発表” (日本語). www.publickey1.jp. 2022年6月9日確認。
- ↑ “AWS の クラウドが選ばれる 10 の理由 | AWS” (日本語). Amazon Web Services, Inc.. 2022年5月19日確認。
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- ↑ “Introducing Amazon Data Firehose, formerly known as Amazon Kinesis Data Firehose” (英語). What's New with AWS. Amazon Web Services (2024年2月9日). 2026年9月6日確認。
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外部リンク[編集]
- [{{{1}}} 公式ウェブサイト]
- Amazon Web Services ブログ (日本語)
- Amazonニュース - アマゾン ウェブ サービス (AWS) (日本語)
- Amazon WoW Careers ( IT 技術職で働かれている女性の方と AWS 社員を繋げるネットワーキング・プラットフォーム) (日本語)