飯沼本家
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飯沼本家(いいぬまほんけ)は、千葉県印旛郡酒々井町の酒蔵[1]。銘酒・
概要[編集]
飯沼家はもともとは農業と林業を営んでいたが[1]、10代目の時[1]、元禄年間(1688年-1703年)に、当時の佐倉藩主の命によって、酒造りを始めた[2]。
敷地内には、明治時代に建造した「明治蔵」、「本家前蔵」、昭和時代初期に建造した「甲子蔵」があり、これらは国指定の登録有形文化財となっている[1](2017年登録)。歴史のある蔵であり、伝統を重んじているが、その一方で酸味を利かせた甘口日本酒「完熟きのえねアップル」を作ったり[1]、機械化による高品質化を成功させるなど、「時代が求める酒」を追求している[2]。
酒蔵に直結して、「酒々井まがり家」があり[1]、敷地内にはレストラン、カフェ、キャンプ場なども備えている[2]。金比羅神社もある[3]。
銘柄例[編集]
- 甲子政宗 純米大吟醸[4]
- 刺身や薄味の和食とよく合う味わいで、ジェノベーゼやホワイトソースのイタリアン、フレンチとも合うとされる。
- 甲子 純米吟醸 はなやか 匠の香[2]
-
- 原料米 - 山田錦、五百万石
- 精米歩合 - 58%
- アルコール度数 - 16度
- 使用酵母 - きょうかい1801号、きょうかい1001号
- 牛乳の殺菌などにも用いられるパストライザーによって殺菌を行っており、生酒のようなフレッシュ感がある。
まがり家[編集]
元禄年間に建てられたL字型の曲がり家形式の民家「旧清野邸」を新潟県東蒲原郡上川村から、明治初期に移築されたが、電源用ダム建設に伴い当代の清野家当主より飯沼本家が譲り受け、1993年から1994年春にかけて。移築再生したしたものである[3]。
清野家は、代々村の肝煎りを努めた家柄であり、山林地主でもあった。
「茶の間」と呼ばれる3間×2.5間の部屋があり、「半戸」という貴人口が設けられている。この茶の間で、代官や巡検使を迎えたと考えられている。また茶の間には諸々の神々を祭った神棚が三つ安置され、清野家主人が寝起きする家長の間となっていた。
移築後は、直営店「酒々井まがり家」として、レストラン(1階の一部)、ギャラリー(2階)として利用されている[3]。
登録有形文化財[編集]
以下が、2017年に登録有形文化財に登録されている。
- 飯沼本家主屋
- 飯沼本家裏門及び塀
- 飯沼本家甲子蔵
- 飯沼本家離れ屋
- 飯沼本家前蔵
- 飯沼本家明治蔵
脚注[編集]
- ↑ a b c d e f g h 「飯沼本家」『48 日本全国日本酒でめぐる酒蔵&ちょこっと御朱印<東日本編>』 地球の歩き方、2022年、79頁。ISBN 978-4059204602。
- ↑ a b c d 「飯沼本家」『今こそ飲みたい日本酒』 ぴあ、2024年、26頁。ISBN 978-4835645254。
- ↑ a b c “「300年の歴史ある酒蔵」のイメージがひっくり返る! 甲子正宗の製造現場を見学しました”. COLOR ME (2019年2月18日). 2026年8月23日確認。
- ↑ 「千葉県」『日本酒事典』 学研マーケティング、2014年、157頁。ISBN 978-4058003503。
外部リンク[編集]
- 飯沼本家 - 公式サイト
- 酒と二十四節気料理 きのえねomoya(@kinoene_omoya) - Instagram - レストラン