近藤和子

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近藤 和子(こんどう かずこ、1944年 - )は、翻訳家、著述家[1]、婦人運動家[2]。

経歴[編集]

石川県生まれ[1]。1970年名古屋大学文学部卒業(西洋史専攻)[3]。1971年名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了[1][4]。1971年から5年間、東京の中学校で社会科の教諭を務める[4]。この間、東大の自主講座に関わり、水俣病に関する翻訳のグループに参加。原子力の問題にも関わるようになり、1978年の市民エネルギー研究所の設立に参加[5][注 1]。同研究所を経て、山川暁夫事務所で核問題、軍事問題、大衆運動の資料収集、分析、翻訳にあたりながら、『アジア・太平洋反核パンフ』の編集に従事[7][8]。自主講座にも関わり、『土の声・民の声』の編集に従事[9]。のちフリーライター[10]。核・原発・女性問題を中心に批評活動を行う[11]。

反核・反原発運動などに関わる。平和運動グループ「女たちのまつり」「天皇制・おんな塾」のメンバー[12]。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『外人部隊と「現代植民政策」』(教育社[入門新書 時事問題解説]、1978年)

編著[編集]

  • 『ヨーロッパ反核79-82――生きるための選択』(福田誠之郎共編、野草社、1982年)
  • 『女・天皇制・戦争』(鈴木裕子共編、オリジン出版センター、1989年)
  • 『おんな・核・エコロジー』(鈴木裕子共編、オリジン出版センター、1991年)
  • 『近代を読みかえる 第2巻 性幻想を語る』(編、三一書房、1998年)
  • 『福島原発事故と女たち――出会いをつなぐ』(大橋由香子共編、大越京子イラスト、梨の木舎、2012年)

訳書[編集]

  • ピーター・ウィルシャー、ローズマリー・ライター『爆発する大都市』(都市問題研究会訳、鹿島出版会、1976年) - 共訳[6]
  • ベン・ホイッタカー、ケネス・ブラウン『人間のための公園』(都市問題研究会訳、鹿島出版会、1976年) - 共訳[6]
  • G.ボイル『太陽とともに――自然と共存する技術』(高木仁三郎共訳、社会思想社[現代教養文庫]、1978年)
  • リチャード・カーチス、エリザベス・ホーガン『原子力 その神話と現実』(高木仁三郎、阿木幸男共訳、紀伊國屋書店、1981年、増補新装版2011年)
  • アリス・クック、グウィン・カーク『グリーナムの女たち――核のない世界をめざして』(八月書館、1984年)
  • デズモンド・ツツ『南アフリカに自由を――荒れ野に叫ぶ声』(桃井健司共訳、サイマル出版会、1986年)
  • ジョン・リー・アンダーソン、スコット・アンダーソン『インサイド・ザ・リーグ――世界をおおうテロ・ネットワーク』(山川暁夫監修、社会思想社、1987年)
  • M・アラビー『ゲームブック 君ならどうする・食糧問題』(河合良共訳、社会思想社[現代教養文庫]、1987年)
  • ハーマン・モール、マイケル・リープマン『兵器ディーラー』(朝日新聞社、1989年)
  • ギャビン・スコット『ピース・アクション・ハンドブック――イギリス市民運動の手引』(緑風出版、1990年)
  • グリーナムの女たち『グリーナムの女たちの闘い――核ミサイルを止めた10年』(訳・解説、オリジン出版センター、1992年)
  • レナート・ブライデンソール、アチナ・グロスマン、マリオン・カプラン編著『生物学が運命を決めたとき――ワイマールとナチスドイツの女たち』(社会評論社、1992年)
  • ギル・ハンリーほか『写真集 原発と核のない国ニュージーランド』(楠瀬佳子共訳、明石書店、1993年)
  • アイリーン・ダイアモンド、グロリア・フェマン・オレンスタイン編『世界を織りなおす――エコフェミニズムの開花』(奥田暁子共訳、學藝書林、1994年)
  • マージ・ピアシー『時を飛翔する女』(學藝書林、1997年)
  • エリス・コーズ『マンズ・ワールド――フェミニズムと男らしさのあいだで』(日本経済評論社、1998年)
  • ジョン・エルキントン、ジュリア・ヘイルズ『わたしたちが望む未来――地球環境時代の豊かさ』(共同通信社、2000年)

協力[編集]

  • クラウディア・フォン・ヴェールホフ著、伊藤明子訳『女性と経済――主婦化・農民化する世界』(日本経済評論社、2004年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ↑ 『外人部隊と「現代植民政策」』(教育社、1978年)の奥付によると、「国際(とくにアフリカ・中東)関係資料翻訳に従事」[6]。

出典[編集]

  1. ↑ a b c ジョン・エルキントン、ジュリア・ヘイルズ著、近藤和子訳『わたしたちが望む未来――地球環境時代の豊かさ』共同通信社、2000年
  2. ↑ 近藤和子編『近代を読みかえる 第2巻 性幻想を語る』三一書房、1998年
  3. ↑ G.ボイル著、高木仁三郎、近藤和子訳『太陽とともに――自然と共存する技術』社会思想社、1978年
  4. ↑ a b 日外アソシエーツ編『市民・社会運動人名事典』日外アソシエーツ、1990年、179頁
  5. ↑ 宮島郁子、近藤和子、大貫淑子「女の感覚が未来をきりひらく――反原発運動に関わる女たちの声」『思想の科学』第114号、1980年1月
  6. ↑ a b c 近藤和子『外人部隊と「現代植民政策」』教育社入門新書、1978年
  7. ↑ アリス・クック、グウィン・カーク著、近藤和子訳『グリーナムの女たち――核のない世界をめざして』八月書館、1984年
  8. ↑ 松下竜一『仕掛けてびっくり反核パビリオン繁盛記』朝日新聞社、1986年
  9. ↑ 近藤和子、福田誠之郎編『ヨーロッパ反核79-82――生きるための選択』野草社、1982年
  10. ↑ ハーマン・モール、マイケル・リープマン著、近藤和子訳『兵器ディーラー』朝日新聞社、1989年
  11. ↑ 近藤和子、大橋由香子編『福島原発事故と女たち――出会いをつなぐ』梨の木舎、2012年
  12. ↑ 鈴木裕子、近藤和子編『女・天皇制・戦争』オリジン出版センター、1989年

関連文献[編集]

  • 金井淑子、加納実紀代編『女たちの視線――生きる場のフェミニズム』(社会評論社、1990年)

外部リンク[編集]