車軸変換

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車軸変換とは軌間可変技術の一つである。具体的には車軸を左右に移動させ、異なる軌間でも運用が可能となるシステムである。

歴史[編集]

1955年以降、軌間可変技術は台車交換が一般的であった。しかし、台車交換には非常に長い時間を要する必要があり、所要時間を引き伸ばす原因となっていた。そこで、1960年代にスペインで時間短縮のために車軸変換の開発をタルゴ社が始めた。タルゴ社は1967年に世界初の車軸変換列車の通過試験に成功し、1968年に本線で試運転を行った。以降、1970年代にスペイン-フランス間の国際列車で運用が開始された。1990年以降、スペインで新しく建設された標準軌線網は、以前からあったイベリア軌間との軌間の差異が生じた。そこで、タルゴ社は高速列車用の軌間可変車両を開発し、現在に至る。

主な技術[編集]

タルゴシステム

車軸変換の元祖。

CAFシステム

CAF社による開発。自走式軌間可変走行台車。

SUW2000/Rafil

ポーランド国鉄ドイツ鉄道が開発したシステム。

関連項目[編集]