車体更新車
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車体更新車(しゃたいこうしんしゃ)とは、車体のみを新造し、車籍や機器類を古い車両から引き継いだ車両のことを指す。
概要[編集]
鉄道車両には車体と機器というものがつきものであるが、車体のみが老朽化したり、投入線区との事情が合わなくなった場合は車体だけを新造して事を済ませる場合もある。これが車体更新車である。機器流用車と似ているが、車籍を引き継いでいるかそうでないかという点で明確に区別される。また、車体更新は機器流用と異なり改造という名義のもと行われるため、面倒な手続きを減らすために部品をそこまで引き継いでいない場合でもあえて車体更新扱いにするケースもある。
主に路面電車で多く見られるが、通常の鉄道線でも車体更新車は存在する。
また、485系3000番台や近鉄VVVF車A更新のように、完全な車体新製ではなく元の構体を生かされたタイプも車体更新車として扱われることがあるが、こちらは、当ページでは区別のためにリニューアル車と扱う。
車体更新をする理由[編集]
車体更新をする理由には、以下のようなものがある。
- 車体のみが老朽化し、機器類はそこまで老朽化していない
- そこまで古くないが、ドア数が少なすぎるなどの理由で投入線区との事情が合わない場合
- 製造コストを抑えるため
- 改造名義とすることで、面倒な手続きを減らすため
車両更新車の一覧[編集]
詳細は「車体更新車一覧」を参照
ただし、当該項目でリニューアル車は扱わない。