機器流用車

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機器流用車(ききりゅうようしゃ)とは、古い車両の機器類を再利用した鉄道車両のことである。

概要[編集]

鉄道車両を動かすには当然様々な機器が必要になるわけだが、全て新造すると値段がお高くなってしまうので、中には古い車両が搭載していた機器類を再利用するような例も見られる。しかし、そのような機器流用を行った車両は車体よりも先に流用した機器が老朽化してしまい、車体はまだ新しいのに廃車されるというケースが後を絶たない。あるいは、短命車両のような全ての機器を廃棄するとあまりにも勿体ない場合は代わりの車両に取り外した機器を利用することもある。

また、機器流用車にも全ての機器を流用するケースからごく一部の部品のみ流用するケースまで様々である。

新造時の他には、冷房化改造のような新たに機器を増やす必要の生じる改造時や、間接制御化のようなまだ経年の浅くそこまで老朽化していない機器を有効活用できる場合にも機器流用が行われる。

機器流用をする理由[編集]

機器を流用する理由には、以下のようなものがある。

  • 製造コストの削減
  • 廃車された車両がそこまで古くなく、機器類を廃棄すると勿体ない場合
  • 譲渡車で、電化方式の違いや軌間の違いによりそのままでは使用できないため

機器流用車の一覧[編集]

詳細は「機器流用車一覧」を参照

関連項目[編集]