起電力

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

起電力とは、電気回路電流を流させる電圧を表す物理量。記号はで表記することが多い。

概要[編集]

化学電池では化学反応タービンを回す発電機では電磁誘導太陽光発電では光起電力効果、他にゼーベック効果など様々な起電力を生む機構がある。

単位[編集]

起電とあるが力ではなく電圧の次元をもち、単位は主にVである。 同様に力ではないのに力が付く語があり、電気伝導の単位は主にSであり、 起磁の単位は主にAである。 これらは、Forceを直訳したことによる。(起電力:electromotive force,起磁力:magnetomotive force)

電気回路[編集]

電気回路的には、化学電池のような起電力が一定のものは直流電圧源であり、発電機のような起電力が変化するものは交流電圧源である。 電池やバッテリーも実際には使用するにつれて起電力が小さくなっていくので、より安定した起電力が必要とされる場合にはレギュレーター回路を用いて定電圧にすることがある。 電圧(起電力)が高すぎたり低すぎる場合にはコンバーターを使用することで所望の電圧に変換することもある。

関連項目[編集]