起電力
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起電力とは、電気回路に電流を流させる電圧を表す物理量。記号はやで表記することが多い。
概要[編集]
化学電池では化学反応、タービンを回す発電機では電磁誘導、太陽光発電では光起電力効果、他にゼーベック効果など様々な起電力を生む機構がある。
単位[編集]
起電力とあるが力ではなく電圧の次元をもち、単位は主にVである。 同様に力ではないのに力が付く語があり、電気伝導力の単位は主にSであり、 起磁力の単位は主にAである。 これらは、Forceを直訳したことによる。(起電力:electromotive force,起磁力:magnetomotive force)
電気回路[編集]
電気回路的には、化学電池のような起電力が一定のものは直流電圧源であり、発電機のような起電力が変化するものは交流電圧源である。 電池やバッテリーも実際には使用するにつれて起電力が小さくなっていくので、より安定した起電力が必要とされる場合にはレギュレーター回路を用いて定電圧にすることがある。 電圧(起電力)が高すぎたり低すぎる場合にはコンバーターを使用することで所望の電圧に変換することもある。