衣浦臨海鉄道碧南線
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碧南線(へきなんせん)とは、愛知県知多郡東浦町の東浦駅と碧南市の碧南市駅の間を結ぶ衣浦臨海鉄道の鉄道線(貨物線)である。
概要[編集]
1977年(昭和52年)に衣浦湾沿岸に立地する工場への原材料の搬入・製品の出荷及び三州瓦の出荷を目的に開業。しかし開業直後に三州瓦の輸送が打ち切られ、すぐに廃線の危機に瀕してしまった。
しかし碧南市に石炭を燃料とする火力発電所(碧南火力発電所)が開設されたことで脱硫資材となる炭酸カルシウム[注 1]の搬入、セメントの混合剤に利用できるフライアッシュ(石炭灰)の発電所からの搬出に同線が用いられるようになったことで廃線の危機を脱した。
かつては碧南市駅の先の権現崎駅まで路線が伸びており、更に途中駅として高浜市駅があった。どちらも2006年(平成18年)に廃線・廃駅となっている。
駅一覧[編集]
括弧書きの駅は廃駅[注 2]。
運行形態[編集]
1日1.5往復の運転。[1]編成長の関係で、武豊線内で旅客列車と列車交換を行う際に旅客列車の入線を待つことがある。
- 碧南市行
1日1本、炭酸カルシウム専用列車の5570列車が設定されている。この列車は三岐鉄道三岐線東藤原駅始発で、大府駅でJR貨物の機関車から継走。大府を平日は8時31分、土日祝日は8時19分に発車し、碧南市駅に平日は9時4分、土日祝日は8時47分に到着する。
- 碧南市発
1日2本、フライアッシュ専用列車の5571・5573列車が設定されている。平日・土日祝日共に5571列車は碧南市駅を11時15分に発車し、大府駅に11時44分に到着。5573列車は碧南市駅を14時23分に発車し、大府駅に14時50分に到着する。大府からはJR貨物の機関車に継走され、東藤原へと向かう。
脚注[編集]
- 注
- 出典
- ↑ 衣浦臨海鉄道線路線図 │ サービス案内 │ 衣浦臨海鉄道株式会社|半田埠頭駅から全国へ鉄道コンテナ輸送いたします