蠢太郎
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『蠢太郎』(じゅんたろう、英語: JUNTARO)は、村上もとかによる時代漫画。監修は志波秀宇。
『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて、2008年から2011年に不定期連載された。全8話。単行本は全1巻。
あらすじ[編集]
明治維新の直後。江戸歌舞伎で人気の女形だった中村鶴吉は、自身と同じく女形の才能の片りんを見せる息子(後の蠢太郎)と、芸によって旅費を稼ぎつつ逃亡の旅を繰り広げていた。
中村親子は、天皇が東京に移ったあとの、なにか沈んだ空気が支配する京都の芝居小屋の片隅に仕事を得る。その芸が認められ、舞台に立つようにもなっていった。蠢太郎も歌舞伎や舞の修行を始めた。蠢太郎は美しい見た目をからかわれたり、いじめられることもあったが強い気性もあって、逆襲したことで、次第に仲間たちからも認められるようになった。京都の町を仕切るヤクザの大立て者が庇護したこともあり、中村親子は追手の気配を感じることもなく過ごすことができた。
実は、蠢太郎は鶴吉とさる皇族の女性との間にできた子供だったのである。
JIN-仁-とのクロスオーバー[編集]
本作において負傷した蠢太郎が運び込まれる病院が湯島の「仁友堂」。そこで医師が「以前、三代目 澤村田之助の足を切断する手術を行った」と語る。
村上の漫画作品『JIN-仁-』とのクロスオーバーである。