総武暫定型放送

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総武暫定型放送とは、駅自動放送の種類の一つ。

1998年頃から導入された放送で、総武線がATOS化される際に放送音源として大量に導入されたためにこう呼ばれている。総武線以外では宇都宮線横須賀線、外房線の鎌取駅などでも放送音源として一部の駅で導入された。しかし総武線以外では少数派だったこともあり、ATOSの導入や、「黄色い線まで」という言い回しの統一などのために仙石型放送・巌根型放送(鎌取駅では東海道詳細型放送に変更し、房総型放送に再変更)などに変更され、この放送は現存していない。男声は不明、女声は豊田真由美?である。

過去の使用箇所[編集]

  • 中央・総武緩行線:津田沼駅・西船橋駅を除く浅草橋駅 - 西千葉駅間。浅草橋駅 - 本八幡駅間と船橋駅・稲毛駅の緩行線ホームと幕張駅では更新前の永楽初期型放送の言い回しを引き継いでいて、永楽初期型放送と同様発車放送で「発車します(快速線と船橋駅・稲毛駅は「発車致します」、幕張駅では「(上りor下り)列車が発車致します」という言い回し)。ドアが閉まりますからご注意ください」の後に、「電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。」という追加放送があった(幕張駅では後に通常の言い回しに変更される)[注釈 1]。それ以外の駅は通常の言い回しだった。
  • 総武快速線新日本橋駅 - 市川駅
  • 横須賀線新橋駅新川崎駅保土ヶ谷駅
  • 東海道線早川駅湯河原駅で使用されていた。
  • 武蔵野線船橋法典駅西船橋駅で使用されていた。船橋法典駅では、「○○方面行き電車」とアナウンスされていて、仙石型放送になっても「(上りor下り)○○方面行き列車」の言い回しを引き継いでいたが、東海道詳細型放送(武蔵野PRC型放送)に変更された(現在はATOS型放送)。
  • 南武線武蔵新城駅で使用されていたが、仙石型放送に変更された(後に巌根型放送に再変更し、現在はATOS型放送)。
  • 常磐線南千住駅で使用されていた。
  • 外房線鎌取駅で使用されていたが、東海道詳細型放送に変更された(後に房総型放送に再変更し、現在は旭型放送)。
  • 宇都宮線:尾久駅、東大宮駅自治医大駅石橋駅で使用されていて、尾久駅では独特の言い回しだった。
  • 上越線井野駅沼田駅後閑駅で使用されていたが、仙石型放送に変更された(現在は全て巌根・館山型放送に再変更された)

放送文例[編集]

  • 接近放送

<5音チャイム> まもなく、○番線に、(上りor下り)電車(列車)が参ります。(あぶないですから、)黄色い線の内側へお下がりください。

  • 発車放送

<発車メロディ> (○番線、)ドアが閉まります。ご注意ください。

  • 接近放送(緩行線旧浅草橋駅 - 旧本八幡駅間・旧船橋・稲毛駅緩行線ホーム)

<5音チャイム> ◯番線に、(上りor下り)列車が参ります。黄色い線の内側へ、下がってお待ちください。

  • 接近放送(旧市川・新小岩・錦糸町駅快速線ホーム)

<5音チャイム> ◯番線に、(上りor下り)電車が参ります。黄色い線の内側へ、下がってお待ちください。

  • 発車放送(緩行線旧浅草橋駅 - 旧本八幡駅間)

<発車メロディ> 発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。

  • 発車放送(旧市川・新小岩・錦糸町駅快速線ホーム・旧船橋・稲毛駅緩行線ホーム)

<発車メロディ> 発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。

注釈[編集]

  1. 東海道型放送が使用されていた稲毛駅・船橋駅の快速線ホームと津田沼駅でも、発車放送で「○番線、ドアが閉まります。ご注意ください(津田沼駅緩行線ホームでは当初「発車致します。○番線、ドアが閉まりますからご注意ください」という言い回しだったが、「○番線から○○方面、ドアが閉まります」に変わった)」の後に、この言い回しが追加されていた。