緊急燃料輸送列車

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緊急燃料輸送列車(きんきゅうねんりょうゆそうれっしゃ)とは、地震などの災害時に緊急的に燃料を輸送する貨物列車の一種。主に2011年平成23年)の東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響で運行された石油貨物列車を指すことが多い。臨時石油列車(りんじせきゆれっしゃ)や単純に石油列車(せきゆれっしゃ)とも。

概要[編集]

災害時には混乱や復旧作業によって石油などの燃料が不足する。しかし、タンクローリー飛行機では輸送量に限界があり、かつ津波が発生した場合には貨物船も航行できないため、陸路でありながらも大量輸送ができる貨物列車が採用されることが多い。

しかしながら、鉄道も被災していることがほとんどで多くは迂回運転の必要がある。

東日本大震災の際には、通常では定期貨物列車の設定がなかったJR磐越西線経由の郡山貨物ターミナル駅行き列車や日本海縦貫線経由の盛岡貨物ターミナル駅行き列車が設定された。

関連項目[編集]