石油
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石油とは、地下に堆積した炭化水素の化合物からできる液体で、燃料であり化石燃料の一つ。
概要[編集]
引火性液体の一つで、揮発性が高く、臭気を放ち、よく燃える。
石油は、ストーブなどに用いる燃料、様々な機械を動かすエネルギーや合成繊維の原材料に使われる重要な資源である。
日本で使われている石油の主な原産地は中東であり、タンカーで原油として日本に運ばれ、製油所でガソリン、軽油、灯油、ナフサ、重油といった様々な燃料や原材料に精製される。
産地[編集]
石油が多く見つかっている国は中東諸国、アメリカ合衆国、ロシア、オーストラリア等がある。
日本では、新潟県や秋田県など日本海北部地方が主産地だが産出量は少なく、戦後増大した需要には当然ながら満たせない量である。
石油精製[編集]
石油を精製する製油所では、まず原油を一度加熱して気体にする。気体にした後、冷却して液体に戻す(分留)。その時、冷えた温度に応じて様々な燃料に精製される。
沸点 | 精製物 |
---|---|
~20℃ | 液化石油ガス(LPG) → プラスチック |
30℃~220℃ | ガソリン |
70℃~160℃ | ナフサ |
160℃~250℃ | ケロシン →灯油 / ジェット燃料 |
250℃~300℃ | 軽油 →ディーゼルエンジン |
350℃~380℃ | 重油 |
380℃~ | 油脂 / 潤滑油 / アスファルト |