箱根峠
ナビゲーションに移動
検索に移動
箱根峠 (はこねとうげ) とは、神奈川県足柄下郡箱根町と静岡県田方郡函南町との境にある峠である。
概要[編集]
東海道の峠。標高は846 m。箱根山の外輪山にある峠である。現在は国道1号に属している。東海道の三大難所の一つであり、天下の険と称された。
鎌倉時代頃から、東西日本の移動は主にこの峠が担っており、それまでは箱根峠より北にある足柄峠が箱根峠と似た役割を果たしていた。そして1869年に箱根関所が廃止されたため、箱根峠は自由に行き来できるようになりさらに需要が増すことが予想された。
だが、日本に鉄道文化が入ってきた際には、急こう配を伴う箱根峠は勾配が苦手な鉄道には適さず、東海道本線(現在の御殿場線)は北の酒匂川や鮎沢川の沿岸を通り迂回していた。やがて鉄道が日本の主要な交通手段になるにつれ、箱根峠には車道が整備されたものの箱根経由で東西日本の間を移動する役目を終えつつあった。
だが、1960年代頃のモータリゼーションにより日本の自動車の数が急増。峠道が全線舗装されている箱根峠は貴重な東西日本の移動手段であり、交通量が増加。その量に耐え切れず渋滞を起こし、小田原方面から箱根峠に対しては箱根新道というバイパス道路が整備された。だが、1969年に東名高速道路が全線開通。東名高速道路は東海道本線と同じ鮎沢川沿岸経由で、かつ新たな日本の東西移動手段となり、箱根峠の交通量は次第に減り、今箱根峠を通る車は観光者か、一部の物好きくらいである。
また今は鮎沢川沿いの国道246号のバイパス化工事も進行。箱根峠は国道1号という重要な国道に属していながら、主要道路としての役目をほぼ終えたのであった。