相対式ホーム

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

相対式ホーム(そうたいしきほーむ)はプラットホームの構造の一つで、複数の線路があり、単式ホームが向かい合っている構造である。「対向式ホーム」ともいう。

概要[編集]

相対式ホームは新幹線の途中駅でよく見られる。島式ホームに比べると約2倍の設備が必要になり、各ホームの規模は最混雑時に併せて設計するので、コスパは悪い[1]。副本線と通過線を組み合わせる場合もある。

相対式ホームのメリット[編集]

  • 一線スルー駅を除き、上り・下りがはっきり分かれているので乗客には分かり易い。
  • 歩行距離が長くならない。
  • 線路容量は土地があれば余裕がある。
  • ホームの拡張がやりやすい。
  • 線路の延伸や他路線との直通が容易である。
  • 駅直前のカーブがあまりないので停車前に低速度での減速は必要ない。通過列車のスピードが落ちない。
  • 乗降客の移動が偏らない。

相対式ホームのデメリット[編集]

  • ホーム間の移動(改札への移動)は構内踏切か跨線橋、地下通路を使う必要がある。
  • 島式と比べて建設費が高くつき、ホームのベンチも倍必要。

相対式ホームの代表例(面数順)[編集]

関連項目[編集]

参考文献・注[編集]

  1. 久保田博(2024)「復刻版 鉄道工学ハンドブック」グランプリ出版