発音記号
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発音記号とはダイアクリティカルマークと異なり普通の文には用いられない記号で、アルファベットに付加される記号である。主に辞書や文法書などで使われ、必ずつける必要がない。
分類[編集]
実際の綴りと独立に発音を表記する音声記号と、綴りに記号を付加する音韻的正書法がある。
音韻的正書法の例[編集]
自由アクセント形の言語[編集]
英語やロシア語のように単語のアクセントの位置が決まっていない自由アクセント形の言語では、辞書などでアキュートアクセント(’)やグレイヴ(`)がアルファベット上に付加される。
デンマーク語[編集]
デンマーク語では強勢があることを示すためにéがしばしば用いられる。
アラビア文字系列を使う言語[編集]
アラビア文字またはそれの派生文字を使う言語では、短母音や重子音、発音変化を表す記号は普通の文ではほとんどの場合略される。
日本語[編集]
ひらがな・カタカナが概ね表音的である一方で、漢字の読みが多種多様であるため、漢字の上にひらがなで読みを記すことが多い。これをルビまたはふりがなと呼ぶ。
一方、抑揚を表す記号は無く、「橋」と「箸」、「柿」と「牡蠣」と「垣」は一部方言を除き異なる抑揚だが、記号で区別することはしない。