準波動ベクトル

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

準波動ベクトルとは、結晶格子などの周期場における粒子または準粒子の状態を特徴づけるベクトル量である。周期系における粒子に対しては、空間的に均質な媒質における波動ベクトルと同様の役割を果たす。準波動ベクトルkは粒子の準運動量p換算プランク定数を用いて、

k=p

空間的に周期的な媒質では、波動関数は周期的である。

ψ(r+aj)=exp(ikaj)ψ(r) - (1)
  • aj=格子並進ベクトル

結晶がN1×N2×N3個の原子からなる直方体の形をしているとすると、n番目の原子についてボルン=フォン・カルマン境界条件が満たされているなら、

ψ(rn)=ψ(rn+N1a1)=ψ(rn+N2a2)=ψ(rn+N3a3)

すると、(1)の条件から次の式が得られる。

(kaj)=2πNjpj
  • pj=整数