東武50050型電車

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

東武50050型電車(とうぶ50050がたでんしゃ)とは、東武鉄道2005年から2009年にかけて導入した、東武伊勢崎線向けの直流通勤形電車である。

概要[編集]

従来、東武伊勢崎線では地下鉄乗り入れ運用に東武30000系電車が使用されていたが、車庫が10両編成に対応していないため6両編成と4両編成を分けて製造し、それを併結して10両編成で運用していたが、このような運用方法はデッドスペースが発生しやすく、直通先の東急電鉄東京メトロから苦情が入った。その結果、30000系を置き換えることとなったため、30000系の代替用として当時最新だった50000系をベースに伊勢崎線地下鉄直通運用向けの設計変更を施したのが当形式である。

51051F - 51068Fの18編成が導入された。

構造[編集]

見た目は50000系とほぼ変わらないが、地下鉄の車両限界に対応するため車体幅は50000系の2,800mmから2,770mmに変更された。また、地下鉄直通機器は一部編成が置き換えた30000系からの流用品となっている。

内装も50000系とほぼ変わらないが、51061Fからはシートモケットがそれまでとは別のものに変更された。

運用[編集]

東武伊勢崎線東京メトロ半蔵門線東急田園都市線で活躍しているが、他社車両と比べて設備が陳腐化しているため利用者からはやや嫌われ気味である。