木乃実神社
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木乃実神社(このみじんじゃ)は、鳥取県鳥取市湖山町東5丁目に建立されている神社[1]。御神体は、二十世紀梨の原木である[1]。
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概要[編集]
鳥取県の果樹産業は、20世紀初頭における二十世紀梨の栽培が基盤としなって発展したと言っても過言ではなく、二十世紀梨の栽培は鳥取県を代表する基幹産業として成長した[2]。
木乃実神社は生産者の心のよりどころとなっている[2]。御神体は「鳥取県に初めて伝えられた二十世紀梨の原木」とされている[3]。現在の千葉県松戸市に発祥する二十世紀梨の原木は、第二次世界大戦中の空襲によって枯死しており、その跡地に記念碑が建てられている。
例祭[編集]
なお、ある年、祭礼に酒を出すことを止めたことがあったが、その年の梨は大不作となったとされる[2]。
沿革[編集]
1940年(昭和15年)、鳥取県果物同業組合が計画し、鳥取県内の梨生産者に浄財を募った[2]。
翌1941年6月25日に当時の鳥取県農業試験場津ノ井園芸試験地内(鳥取市津ノ井)に造営された[2]。爾来、6月25日を例祭日として果実の豊穰祈願祭が行われるようになった[2]。
1973年(昭和48年)、鳥取県果実会館がの建設されるにあたって「木乃実神社造営奉賛会」が組織され、現在の地に新築・移転となった[2]。宗教法人「木乃実神社」も設立されている[2]。
1984年(昭和59年)11月に秋の収穫感謝祭を行うようになり、以降、年2回の例祭が定着している[2]。