旭町 (島根県)

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あさひちょう
旭町
日本国旗.png日本
地方中国地方
所属島根県那賀郡
人口3076 人
面積128.57 km2
備考昭和33年(1958年)11月、町制施行。平成17年(2005年)10月1日、浜田市に編入合併されて旭町は廃止。

旭町(あさひちょう)とは、かつて島根県那賀郡に存在したである。現在は浜田市の一部となって地方自治体としては消滅している。

概要[編集]

平成17年(2005年10月1日、旧浜田市・金城町三隅町弥栄村と合併し、新浜田市が発足したことにより、自治体としての旭町は廃止された。現在も旧町域に旭町の冠称が付く大字がある。

中国山地の中にこの町は存在した。そのため、町域には西中国山地国定公園の一面をなす雲月山や新興の旭温泉、およそ13ヘクタールの面積と設備を持つ旭公園などがあり、石見神楽や田ばやしの古い郷土芸能も伝えられている。

もともとは山砂鉄の産地で、鉄穴流しが町内ではよく見られる。町域の9割は雑木林で、木炭の生産も盛んであったが、合併前の主要産業は農業であり、稲作や葉煙草、椎茸、栗、ワサビなどの産物のほか、肉用牛、肉豚、鶏卵などの畜産も行なわれている。工場誘致も行なわれている。スキー場を核とする大型施設である旭テングストンを建設するなど、豊かな自然を生かしたリゾート開発も行なわれていた。

昭和29年(1954年)に今市村木田村和田村都川村の4村と桜江町の一部が合併して旭村となる。昭和33年(1958年)に市木村の一部を編入し、同年11月町制施行して、合併前の旭町が誕生した。

主要施設[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

鉄道路線は無い[注釈 1]

道路[編集]

山陰本線の浜田駅へは、高速道路を使って車で30分ほどで到達する。

高速道路[編集]

一般道路[編集]

浜田市と広島県広島市を結ぶ山陰山陽連絡の重要路線として県道5号線が当町に通じ、国鉄バス全盛期には広浜線が通じて、自動車駅の石見今市駅が存在した。

町の産業[編集]

特産品[編集]

年中行事[編集]

人口・面積[編集]

  • 人口は3402人[1]
  • 面積は128.57平方キロメートル[1]

人口の変遷[編集]

平成9年(1997年)の時点で人口は3402人、平成15年(2003年)の時点で人口は3076人である。

脚注[編集]

注釈
  1. 但し、今福線を通す構想はあった。
出典
  1. a b 平成9年度版『全国市町村要覧』