新幹線300系電車トニJ1編成

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新幹線300系電車 > 新幹線300系電車トニJ1編成
J1編成
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所属事業者東海旅客鉄道
形式300系
製造年1990年
廃車/改造年2007年3月30日
主な走行路線東海道・山陽新幹線
所属車両
センター
大井車両基地
両数16両
電源方式交流60Hz
塗装白(下地)、水色青20号(帯)、銀色グレー(前面ライト部の飾り帯)
編成結成年1990年3月8日
製造所川崎重工業(1~4号車)、日本車輌製造(5~10号車)、日立製作所(11~16号車)
備考量産先行車で、落成当初はJ0編成とつけられていた。

新幹線300系電車J1編成とは、JR東海にかつて在籍していた新幹線300系電車の編成の1つ。

概要[編集]

300系のトップナンバー編成であり、量産先行車でもある。
量産車との相違点としては、車両前面部のライト及び運転窓の形状が挙げられる。

経歴[編集]

量産先行車として[編集]

1990年3月8日にJ0編成として落成し、大井車両基地に配属。約1年半を試験走行としての運用に就いた。

量産化改造[編集]

1991年秋頃~1992年3月12日にかけて量産化改造・改番され、J1編成となった。
そして、2001年まで東海道・山陽新幹線での営業運転を行った。

再び高速試験車へ[編集]

2001年以降は再び高速試験車としての運用に就くことになった[注 1]
この理由として、以下の3つが挙げられる。
  1. 当時、955形(300X)が主に高速化に関する試験走行及び700系に関する試験走行を行っていたが、2002年1月16日に全ての走行試験が終了、同年2月1日に廃車となったため。
  2. 将来700系を置き換える次世代の車両を運転するにあたって、300Xよりも旅客営業車に近い車両で行う必要があったため。
  3. のぞみ号として運転する際、山陽新幹線に直通することが信号の都合上不可能だったこと[注 2]
このような背景から、N700系に関する試験走行を行うこととなった[注 3]
2005年にN700系の量産先行車であるZ0編成(後のX0編成)が落成すると、J1編成の運用が減少。その後、2007年3月30日に廃車になった。

現在は[編集]

16号車がリニア・鉄道館にて静態保存されている。
尚、当初は浜松工場に静態保存されていたが、2010年7月31日に現在の場所へ移設された。

脚注[編集]

  1. ただし改番は行われていない。
  2. ひかり・こだま号としての乗り入れは問題なしだったのだが…。
  3. 外観もN700系に準じたものになった。

関連項目[編集]