大都市近郊区間
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大都市近郊区間(だいとしきんこうくかん)とは、JR東日本、JR西日本とJR九州において大都市近郊に設けられているエリアゾーンである。
概要[編集]
全国で東京近郊区間、大阪近郊区間、福岡近郊区間、新潟近郊区間、仙台近郊区間の5か所が設けられている。
この5か所の在来線の区間内では、実際に乗車する経路に関わらず、最短経路で運賃が計算される。これにより大回り乗車を行うことが可能となる他、駅での運賃精算を合理化することができる。
なお、大阪近郊区間のみ新幹線の米原〜新大阪間と西明石〜相生間が加わる。
一方、大都市近郊区間内は、乗車距離に関わらず、途中下車が不可能で、有効期限は1日となる。紙の乗車券で乗越等を行うと近距離きっぷのように差額精算となる。
Suica等のICカード乗車券では乗車経路を特定する機能がないため、近郊区間付近の駅で使用可能になると、大都市近郊区間に加わる場合がほとんどである。
なお、新潟・仙台地区並みにJRの鉄道網がある岡山地区やJRの鉄道網がほぼ三角形の高松・徳島地区で近郊区間は設定されていない。また、名古屋圏には設けられていないが、これはJRの鉄道網がそれほど稠密でなく、放射状だからである。
大都市近郊区間で途中下車する小技[編集]
- 新幹線(除く近畿圏)を入れる
- 一駅区間だけでもいいんで新幹線に乗れば100kmを超える乗車券であれば途中下車が出来るようになる。
新幹線と在来線が並行している区間では、経路だけ新幹線経由にして実際は並行する在来線を利用しても可。
- 大都市近郊区間に隣接する近郊区間外の駅を降車駅、乗車駅もしくは経由地駅[注 1]にする。こうすれば100km以上で途中下車ができる。
- 2025年3月改正時点の例としては以下の駅が上げられる。
番外[編集]
- 途中下車には分類されないが、本数の多い線区等で運賃計算キロが50km以上の線区で、わずかなキロ数はみ出しで、高額の運賃ゾーンになる場合、分割買いが安くなり、途中駅での下車が得な場合がある。
- (例)常磐線の我孫子~岩間間は通しで乗車だと1170円(ICカード1166円)だが、土浦で降りると(590+510)円(ICカードも合計額は同額)で70円(ICカード66円)安くなる。