国鉄マニ44形客車

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国鉄マニ44形客車(こくてつマニ44がたきゃくしゃ)は、日本国有鉄道客車荷物車)である。

概要[編集]

1978年(昭和53年)にパレット輸送に対応する荷物車として登場。老朽化した60系客車のマニ36形などの置換も兼ねていた。1983年(昭和58年)までの短期間で161両が製造されたが、荷物輸送の終了で大半が1度も全般検査を受けることなく廃車された。

JRへの継承[編集]

JR東海が16両を継承し、カートレインの乗用車積載用にジョイフルトレインユーロライナーと塗装を揃えて活用された。

その後2157と2158の2両が飯田線の観光列車トロッコファミリー号用のオハフ17形へと改造された。改造されなかった14両は廃車された。

オハフ17形[編集]

トロッコファミリー号のトロッコ客車の定員増加を目的に1993年(平成5年)と1996年(平成8年)に1両ずつが改造された。93年に改造された1号はいつも編成端に連結されるため片側が非貫通、96年に改造された11号は編成中間に連結されるため両側が貫通構造となっている。

形式称号の17は伊那地方に由来する。トロッコファミリー号の運行終了に伴い、2007年(平成19年)に廃車されて形式消滅。

脚注[編集]