右回り・左回り
(右回転・左回転から転送)
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右回り・左回りとは、回転の一つで、円の中心を軸として回るもののうち、円の上部の頂点を意味する円の起点から、平面内で左右に回転することをいう。右回転・左回転ともいう。右回りは英語ではrotate right、左回りは英語ではrotate left。円の向きの進行方向の左右。
全般[編集]
- 右回りとは、円の上部の頂点(0°)から見て、右に向かって回る動きや、前進からの進行方向が右に向かって曲がることを意味する。
- 左回りとは、円の上部の頂点(0°)から見て、左に向かって回る動きや、前進からの進行方向が左に向かって曲がることを意味する。
車は右ハンドルなので、車の方向指示器は、ハンドルの右に設置されており、方向指示器を下にすると右折、方向指示器を上にすると左折になる。理由は、円の進行方向・回転方向との役割があり、右から上に進むと左回り(左回転)、右から下に進むと右回り(右回転)と同じ役割を持つからである。右から上が左回りなのは、右から上に向かって円を描くような動きを指し、右から下が右回りなのは、右から下に向かって円を描くような動きを指すからである。
右回りは右曲がり、左回りは左曲がりとも呼ばれる。
右回り・左回りを、上下左右で表すと、右回りは、上から右、右から下、下から左、左から上。左回りは、上から左、左から下、下から右、右から上。
下から左は右回り、下から右は左回りになる。円の起点はあくまで上の頂点であり、下を起点として左右に回すと、どっち向きかわかりにくくなる。
解決策としては、自動車のハンドルの持ち方が、パッド部より上の部分を持つ理由は、円の起点を意味する円の上部の頂点から見た進行方向を意識するためである。円の起点から見た進行方向を一回転分イメージすれば、回転の向きが明確になる。
鉄道[編集]
日本の鉄道の多くは左側通行なので、大阪環状線や山手線の場合、右回りが外側、左回りが内側を走行する。そのため、外回り・内回りという呼称がよく用いられる。
数学[編集]
左から右方向を実部、下から上方向を虚部とした複素平面を描くと、はを動かすと左回りの円軌道となる。