勝浦令子

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勝浦 令子(かつうら のりこ、1951年 - )は、歴史学者。東京女子大学名誉教授。元東京女子大学現代教養学部教授。専攻は日本古代史[1]

京都市生まれ[2]。1973年東京女子大学文理学部史学科卒業[3]。1981年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。高知女子大学専任講師、助教授を経て[4]、1992年東京女子大学文理学部史学科助教授[3][4]、のち教授。2001年「日本古代の僧尼と社会」で博士(文学)(東京大学)[5]。2019年東京女子大学を定年退職[3]、名誉教授[2]

古代の租税制度史や8世紀の社会と宗教などを中心に研究してきたが、のちに女性と仏教の問題を研究し、大隅和雄西口順子を中心にした「研究会・日本の女性と仏教」に創設期からのメンバーとして加入した[6]。『女の信心――妻が出家した時代』(平凡社選書、1995年)で第11回女性史青山なを賞受賞[1]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『女の信心――妻が出家した時代』(平凡社[平凡社選書]、1995年/法藏館[法藏館文庫]、2025年)
  • 『日本古代の僧尼と社会』(吉川弘文館、2000年、オンデマンド版2020年)
  • 『古代・中世の女性と仏教』(山川出版社[日本史リブレット]、2003年)
  • 『孝謙・称徳天皇――出家しても政を行ふに豈障らず』(ミネルヴァ書房[ミネルヴァ日本評伝選]、2014年)
  • 『橘嘉智子』(吉川弘文館[人物叢書]、2022年)
  • 『日本古代の穢れ観と外来信仰』(塙書房、2024年)

共著[編集]

  • 『日本史の中の女性と仏教』(吉田一彦西口順子共著、光華女子大学・光華女子短期大学真宗文化研究所編、法藏館、1999年)

出典[編集]

  1. a b 孝謙・称徳天皇―出家しても政を行ふに豈障らず 紀伊國屋書店
  2. a b 日本古代の穢れ観と外来信仰 紀伊國屋書店
  3. a b c 勝浦 令子さん - 卒業生101のストーリー 東京女子大学 エンパワーメント・センター
  4. a b 橘嘉智子 紀伊國屋書店
  5. 日本古代の僧尼と社会 CiNii Research
  6. 勝浦令子『女の信心――妻が出家した時代』平凡社選書、1995年、284-285頁

外部リンク[編集]