函館線深川踏切事故
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函館線深川踏切事故(はこだてせんふかがわふみきりじこ)とは、JR北海道函館本線深川駅 - 妹背牛駅間の深川6号線踏切で発生した踏切障害事故である。
概要[編集]
JR北海道の函館本線・深川駅 - 妹背牛駅間の深川6号線踏切で遮断機が下りていた踏切に大型ダンプカーが侵入、旭川発札幌行きの特急「スーパーカムイ24号」(789系 HL-1005編成)と衝突した。列車の先頭部分は押しつぶされるように大破した上に脱線、ダンプカーも大破し、衝突地点から200m引きずられて止まった。ダンプカーの運転手は踏切から脱出して無事だったが、列車の運転士と乗客合わせて41人が負傷した。現場の天候は猛吹雪で見通しは悪く、踏切周辺の道路は圧雪アイスバーンで滑りやすい状態だった。ダンプカーの運転手は「吹雪で遮断機の姿が見えず、音が聞こえなかったために踏切に侵入してしまった。」と証言している。事故の影響で函館本線は滝川駅 - 旭川駅間で事故翌日の午前中まで運転見合わせとなり、別の特急などに全区間または一部区間運休などの影響が生じた。この事故で大破した札幌寄りの先頭車を含む5両全車が、2010年6月現在も苗穂工場に留置されたままとなっており、営業運転に復帰するかは不明である。なお、この事故を受けてJR北海道は特急用車両の先頭部のスペースを立入禁止とすることを決定した。
脚注[編集]
出典[編集]
外部リンク[編集]
鉄道での事件・事故 |