航空母艦 沖鷹

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沖鷹(ちゅうよう)は、大日本帝国海軍航空母艦。元は日本郵船の貨客船新田丸」であり、第二次世界大戦中に海軍に徴用・改装され航空母艦となった。同型艦に「雲鷹」(元「八幡丸」)、「飛鷹」(元「出雲丸」)がある。

概要[編集]

「沖鷹」は、元々日本郵船の欧州航路用優秀貨客船「新田丸」として計画・建造された。姉妹船である「八幡丸」(後の「雲鷹」)、「出雲丸」(後の「飛鷹」)とともに、有事の際には航空母艦への改装が可能なように設計段階から考慮されており、これは戦時中に実際に実行されることとなった。

1940年8月31日に貨客船「新田丸」として竣工。欧州航路に就航していたが、太平洋戦争開戦後、1942年2月日本海軍に徴用される。当初は特設航空母艦として運用される予定であったが、戦局の推移により正規空母に近い運用が可能なよう、本格的な改装が行われることとなった。

1942年8月25日に航空母艦「沖鷹」として就役。主に航空機の輸送任務や、パイロットの訓練任務に従事した。

艦歴[編集]

艦載機[編集]

「沖鷹」は主に航空機の輸送任務や訓練任務に用いられたため、固定の航空隊は持たなかった。しかし、必要に応じて零戦九九式艦爆などを搭載することが可能であった。改装後は常用27機、補用8機の航空機を搭載可能とされた。

豆知識[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]