仙台市交通局3000系電車

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2025年10月現在唯一稼働している3000系。

仙台市交通局3000系電車とは、2024年10月24日にデビューした仙台市地下鉄の車両。

概要[編集]

  • 開業以来、40年近く運転されてきた南北線用の車両である1000N系を順次置き換えるため、2023年に製造。1年間の試運転を経て2024年秋に営業運転を開始した。
  • これから先、2030年までに22編成88両の製造が予定されており、既存の1000N系を置き換える予定となっている。

車両デザイン[編集]

  • 外観デザインのテーマは「南北線車両からの進化」。くの字型の先頭形状や楕円状ドア窓など、1000N系のスタイルを踏襲しつつ、ブラックフェイスライト、及びその部分に入る緑のラインが一体化した前面部や側面上部に配色される緑と黄緑のラインなど、南北線の新しい顔にふさわしいデザインとなっている。尚、デザインにおいては2021年3月に3種類の中から投票の形で選ばれている[注 1]
  • 内装は、2000系と同じくLCDが搭載されており、車いすスペースが増加した。座席も明るい緑(優先席はピンク)と灰色のツートンカラーとなっている[注 2]

編成表[編集]

  • 編成番号及び車両番号は、下2桁が30番台となっている。
  • 3131Fは日立製作所笠戸事業所にて製造。
  • 2025年10月現在、製造された編成は3131F・3132Fの2編成で、そのうち運用に就いているのは3131Fのみである。
  • 尚、1000N系と同じく6両編成の増結を考慮した関係上、3400形・3500形が欠番となっている。
編成名 3100形 3200形 3300形 3600形 備考
3131F 3131 3231 3331 3631 トップナンバー。
3132F 3132 3232 3332 3632 2025年9月陸送。

脚注[編集]

  1. ちなみに、採用されなかった2種類は、それぞれ「シンプルで優しい」(7000形を彷彿とさせるデザイン)、「懐かしくて新しい」(仙台市電がモチーフ)をテーマにしていた。
  2. 尚、モケットは1000N系と比較して固くなっている。

近い世代の車両[編集]

関連項目[編集]