京葉PRC型放送
京葉PRC型放送とは、駅自動放送の種類の一つ。
京葉線東京駅 - 千葉みなと駅で主に使用されており、JR東海の御殿場線、身延線(いずれも一部の主要駅を除く、東海道線(函南駅 - 二川駅間)でも使用されていたが二川駅は#海鉄I型に、それ以外の駅は村山明・よしいけいこによる東海道詳細型放送に変更)でも使用されている(後程)。しかし京葉線では2016年9月25日始発からATOSに切り替わり、消滅した。京葉PRC型放送とも呼ばれる。接近チャイムは旧喚起音に似ている。東京駅では初期は他駅と同じものを使用していたが、末期はリズムが早くなっていた(スピーカーの故障による所謂「頭欠け」の影響と思われる)。
京葉線のほとんどの駅では詳細型の放送[注釈 1]が、御殿場線と身延線、新習志野駅2・3番線始発電車のみ簡易型の放送が使用されている。東京延伸開業前までは全駅で簡易型放送(音質も今の放送と異なる)が使用されており、西船橋駅でも使用されたが総武暫定型に変更された(その後仙石型に変更された後、東海道詳細型放送(武蔵野PRC型)に再変更。現在はATOS型放送)。
放送は他の放送と言い回しが大きく異なり、ATOS型放送や東海道型放送等では種別の後に行先を言うのに対し、この放送では行先の後に種別を言うなど、独特な部分が多いものの東海道型放送や房総型放送でも戸閉め放送で扱われる場合がある。
担当アナウンサーは上野型放送、埼京PRC型放送と同じく男声は村山明、女声は沢田敏子。
また駅により細かく違う部分もあり、京葉線東京駅~二俣新町駅では発車放送が「○番線、"電車"が、発車します」に対し、南船橋駅~千葉みなと駅では「○番線、"列車"が、発車します」など、駅により相違する部分が多い。(なお新木場〜二俣新町間の「電車が」パーツは一度録り直されており、東京〜潮見のパーツとは発音の違うものが使われている。なお変更時期は「黄色い線の内側へお下がりください」の録り直し時期と同じとされる)
静岡支社管内の御殿場線、身延線(一部の駅を除く)で使用されている。以前は東海道線(函南駅 - 二川駅間)でも使用されていたが、二川駅は海鉄I型に、それ以外の駅は村山明・よしいけいこによる東海道詳細型放送に変更された。
放送文例[編集]
- 詳細通常型
- <接近チャイム>「まもなく、○番線に、○○行き (種別) が、到着します。黄色い線の内側で、お待ちください(黄色い線まで、お下がりください)。」
- 「○番線、電車(列車)が、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
- <接近チャイム>「まもなく、○番線を、列車(電車)が、通過いたします。黄色い線の内側へ、お下がりください(黄色い線まで、お下がりください)。」
- 簡易型(JR東日本)
- <接近チャイム>「まもなく、○番線に、列車(電車)が、到着します。黄色い線まで、お下がりください。」(新習志野駅では2回放送)
- 「○番線、列車(電車)が、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
- 簡易型(初期)
- <接近チャイム>「まもなく、○番線に電車がまいります。危ないですから、黄色い線の内側へお下がりください。」(2回放送)
- 「発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
- 御殿場線・身延線・旧東海道線 (JR東海)[注釈 2]
- <接近チャイム>「まもなく、下り(上り)列車がまいります。危ないですから、内側にお下がりください。 まもなく、列車がまいります。ご注意ください。」
- <接近チャイム>「まもなく、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」[注釈 3]
- 旧富士駅身延線ホーム (JR東海)
- <接近チャイム>「まもなく、列車がまいります。危ないですから、内側にお下がりください。 まもなく、列車がまいります。ご注意ください。」
- <接近チャイム>「まもなく、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」