乗用車

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乗用車(じょうようしゃ)とは、人の移動を主な目的として設計・製造および使用される自動車の一種であり、バスの様な乗合自動車やトラックのような貨物自動車と対になる分類である。

概要[編集]

日本においては「乗車定員が10人以下の自動車で、貨物自動車や特種用途自動車以外の自動車」とされている[1]。これは自動車の用途区分に従った分類であり、11人以上乗車できる構造であれば乗合自動車に、または貨物を積載できる構造であれば貨物自動車に、救急車パトカーの様な特殊な条件を満たせば特種用途自動車に分類されるものである。

日本のナンバープレートにおいては3ナンバーと5ナンバーがそれぞれ普通乗用車小型乗用車となっており、軽自動車においては5ナンバーが軽乗用車として分類されている。小型乗用車が乗用車の主流であったが、自動車税がナンバープレートではなく排気量で課税されるように改正されて以降、ボディサイズの大型化が進み普通乗用車として登録される車種が増えていった結果、小型乗用車の台数は減少傾向にある。

特徴[編集]

乗用車は貨物車と違い、積載性よりも快適性や経済性などを重視して設計されていることが多い。また、所謂スポーツカーと呼ばれる高性能車もこの区分に入ることが多く、単なる移動の足ではなく趣味性も高いモデルも販売されている。

小型乗用車や軽自動車においては限られた規格の中での設計であり、特に軽自動車はより厳しい制限で試行錯誤するからこそ技術が成長する、という見方をする記事もある[2]。一方で普通乗用車などはその制限がない代わりに安全や動力性能、快適性などに余裕を持たせた設計が可能になっている。

脚注[編集]

  1. https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/youtokubun.pdf 自動車の用途等の区分について(依命通達)
  2. https://www.zenkeijikyo.or.jp/campaign/2024/reason/article/01/?utm_source=chatgpt.com - 軽自動車は脱炭素化の切り札だ。自動車経済評論家・池田直渡さんが明かす軽の“異能”(軽自動車理解促進キャンペーン)

関連項目[編集]