中嶋里美 (政治家)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

中嶋 里美(なかじま さとみ、1939年 - 2025年3月2日[1])は、男女平等運動家[2]。

静岡県出身。小学校卒業後に親の仕事に伴い上京。高校卒業後[3]、1957年から1963年まで旭硝子に勤務。組合活動で男女差別と闘い[2]、組合役員に立候補したこともある[4]。組織の壁の厚さに限界を感じ、働きながら中央大学二部文学部英文学科に通学。1963年に卒業し、埼玉県立所沢高等学校の英語教諭に転職[3]。出席簿の男女混合制、家庭科の男女共修、公立高校の男女別枠募集反対などの運動を行い[4]、日本婦人問題懇話会に入会。1974年に発足した「家庭科の男女共修をすすめる会」、1975年に発足した「国際婦人年をきっかけとして行動を起こす女たちの会」(1985年「行動する女たちの会」に改称)の活動的メンバーとなる[3]。1985年のナイロビ会議の際に開催されたナイロビ大学でのNGOフォーラム「開発と女性」に日本人としてただ一人参加し、帰国後は政治の場での男女平等を求める運動に参加[2]。

1989年に健康上の理由で高校の英語教諭を退職[4]。1991年所沢市議会議員に当選[2]。1992年2月に三井マリ子東京都議らと呼びかけて、超党派の議員ネットワーク「全国フェミニスト議員連盟」を結成[5]、三井とともに1992年度と1993年度の共同代表を務める[6]。1995年の選挙では65票差の次点で落選。1999年の選挙には立候補せず、女性議員増員運動に取り組む[2]。2004年時点で「さわの会」所属[7]。

著書[編集]

  • 『女たちは地球人――叛乱のすすめ18章』(三井マリ子、坂本ななえ共著、学陽書房、1986年)
  • 『女が政治を変える――議員になって世の中変えよう!』(笹倉尚子、菅原和子共著、新泉社、1990年)
  • 『行動する女たちの会資料集成 編集復刻版(全8巻)』(行動する女たちの会著、高木澄子、三井マリ子、山口智美、山田滿枝共編、高木澄子、発売:六花出版、2016年)

出典[編集]

  1. ↑ 案内4/5 中嶋里美さんを偲ぶ会にどうぞ! FEM-NEWS、2026年3月15日
  2. ↑ a b c d e 中嶋里美「政治の場の男女平等を求めて」『労働運動研究』第353号、1999年3月
  3. ↑ a b c 吉廣紀代子『非婚時代』三省堂、1987年、114-121頁
  4. ↑ a b c 二宮周平『事実婚を考える――もう一つの選択』日本評論社、1991年、7頁
  5. ↑ 日本リサーチセンターワーキングマザー研究会『ワーキングマザーのススメ――100%人生に恋しよう!』ぎょうせい、1997年、199頁
  6. ↑ あゆみ 全国フェミニスト議員連盟
  7. ↑ 清潔政治へ党派超え期待/衆院埼玉8区補選 しんぶん赤旗、2004年4月22日

関連文献[編集]

  • 家庭科の男女共修をすすめる会編『家庭科、男子にも!――広がる共修への願い』(ドメス出版、1982年)
  • 行動する女たちの会・教育分科会編『さようならボーイファスト――男女別出席簿を考える』(行動する女たちの会・教育分科会、1990年)
  • 日外アソシエーツ編『市民・社会運動人名事典』(日外アソシエーツ、1990年)
  • 「中嶋里美さんを偲んで」『AFER』Vol.125(全国フェミニスト議員連盟、2025年5月25日)