ルイ6世 (フランス王)

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ルイ6世(英:Louis VI)とは、カペー朝5代目のフランス国王。

生涯[編集]

1081年12月1日に生まれる。父は先王フィリップ1世、母はベルト・ド・オランド。1090年ごろ父はベルトラード・ド・モンフォールと不倫・結婚し、自分の息子を王位につけたい継母ベルトラードから陰湿な嫌がらせを受け、一説では毒殺されかけたともされる。しかし、フィリップ1世夫妻が教皇から破門され諸侯の支持を失うと、王太子だったルイが実権を握るようになった。1108年に父が崩御したためルイ6世として即位。

1115年にサヴォイア伯の娘アデルと結婚。アデルは非常に容姿が醜く、婚約相手が逃げ出したこともあったらしい。しかし、不幸な境遇で育った同士のルイとの仲は円満で、7人の子供が生まれた。

ルイ6世は好き放題暴れ回っていたフランス領内の諸侯との戦争を繰り返してこれを平定し、神聖ローマ帝国ハインリヒ5世との戦争にも勝利した。これらの業績から彼は戦士王と呼ばれた。ただ、晩年は肥満により馬に乗れなくなり渾名は肥満王に変わった。1137年8月1日に崩御。享年55。後を次男のルイ7世が継いだ。

関連項目[編集]