メスバウアー効果
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メスバウアー効果または核ガンマ共鳴とは固体中によるガンマ線の量子放出または吸収であり、物体の振動エネルギーの変化、すなわち、フォノンの放出または吸収を伴わない現象である。
言い換えれば、メスバウアー効果は、原子核が結晶格子内に存在する場合、核放出および/または核吸収からの反跳を伴わずに、原子核によるガンマ量子の共鳴放出および吸収が起こる現象である。この場合、反跳運動量全体が結晶全体に伝達され、結晶の質量は単一の原子核の質量よりも何桁か大きいため、放出及び吸収時のガンマ量子の周波数遷移は無視できるほど小さい。
この効果は、量子力学的な性質のものであり、結晶性物質、非結晶性物質、粉末状物質のいずれにおいても観測される。
2019年現在、メスバウアー効果は46元素の87の同位体(メスバウアー同位体)で観測されている。
この効果の発見により、ルドルフ・メスバウアーは1961年にノーベル物理学賞を受賞した。