ホンダ・N-WGN

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

N-WGN(エヌワゴン)は、本田技研工業が製造・販売する軽トールワゴン型の軽自動車である。N-BOXN-ONEと並ぶNシリーズの一角を担っており、快適性と安全性の両立を目指した軽トールワゴンのベーシックモデルとして位置づけられている。

概要[編集]

N-WGNは、N-BOXN-ONEにつづくNシリーズ第3弾として2013年11月に登場した[注 1]。トールワゴンとしての積載性と日常の利便性を重視しつつ、N-BOXよりもやや落ち着いたデザインで展開されている。2014年に販売終了したライフの実質的な後継車でもある。

歴代モデル[編集]

初代(JH1/2型、2013年~2019年)[編集]

2013年11月に発売。エンジンはS07A型直列3気筒DOHCを搭載し、自然吸気ターボの2種類が用意された。トランスミッションCVTのみ。駆動方式はFFと4WDの両方を設定。ホンダ初の軽自動車用衝突軽減ブレーキ(シティブレーキアクティブシステム)を採用していた。

「Custom」はエアロパーツLEDヘッドライトを装備し、よりスポーティな外観となっている。

FF4WDで後輪のサスペンション方式が異なっており、FFモデルはトーションビーム式、4WDモデルはド・ディオン式を採用している。また、無印[注 2]のターボパッケージとCustomの全グレードの場合、フロントにスタビライザー(トーションバー式)が設けられている。

2代目(JH3/4型、2019年~)[編集]

2019年8月にフルモデルチェンジ。外観はよりシンプルに変更され、内装も水平基調のインパネを採用するなど質感の向上が図られた。基本構造は先代を踏襲し、先代同様NAとターボモデルが用意されている。一方でエンジンはS07B型直列3気筒エンジンへと刷新された。安全運転支援システム「Honda SENSING」が全車標準装備となり、軽自動車の中でも高水準の安全性を実現している。

グレード体系は無印とCustomの二本立てであり、それぞれに「G Honda SENSING」、「L Honda SENSING」、「L・ターボ Honda SENSING」という三つのグレード構成になっている。また、全車フロントスタビライザーが標準装備となったほか、CustomのL・ターボのFFのみリアスタビライザーも標準装備となる。

2022年9月には一部改良が行われ、質感向上と機能のブラッシュアップが図られた。また、同時にグレード体系の見直しも行われ、グレードから「Honda SENSING」の文字が無くなったほか、CustomにおけるGグレードを廃止し、LとLターボのみとなった。それに伴い、無印のL・ターボモデルも廃止された。

注釈[編集]

  1. N-BOX+を単独モデルとカウントすると第四弾となる
  2. ここではCustom以外の意味

関連項目[編集]