フランダースの犬

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フランダースの犬 (A Dog of Flanders) は、イギリスの作家ウィーダ1872年に発表した児童文学

あらすじ[編集]

子ども向け作品としてベルギーフランダース地方・アントワープを舞台に、貧しいネロとおじいさんがパトラッシュと出会うところから物語がはじまる。

ネロの両親はネロが幼い頃に亡くなっている。

原作をもとに実写映画絵本アニメが数多く発表されており作品により登場人物・出来事の順序・台詞・年齢が異なるが、基本的にネロは小学生年齢で書かれている。

作品の後半は、火事としての疑い・おじいさんの病死・仕事の激減・家賃滞納で家を失うなど不幸が続く。絵が得意なネロは賞金を懸けて絵をコンクールに出していたが落選し、ネロの夢が破れたことで、死を覚悟し教会でルーベンスの絵の前で空腹と寒さでパトラッシュと共に亡くなる。アメリカで制作された映画はハッピーエンドを好む国民性からネロが助かるラストに改変されている。

日本で人気があり、作品に登場する教会やルーベンスの絵画がアントワープに実在しており多くの日本人観光客が訪れたという[1]

実写映画[編集]

アメリカで5度(1924年版・1935年版・1960年版・1999年版)にわたって実写映画化された。

1924年版は「フランダースの少年 (A Boy of Flanders)」として発表。映画界で最初の子役である「ジャッキー・クーガン」がネロ役を演じる。

アニメ[編集]

  • 1975年「フランダースの犬」 - 「カルピスまんが劇場」の7作目。演出(監督)は黒田昌郎。第20話までを瑞鷹エンタープライズ(制作部門はズイヨー映像)が制作した。第21話からズイヨー映像の社員が離脱・独立して設立した日本アニメーションが制作した。第21話から番組枠の名称も「カルピスこども劇場」に変更された。日本アニメーションは本作を「世界名作劇場」の1作目と位置づけている(番組枠の名称を世界名作劇場に変更したのは1979年の『赤毛のアン』から)。宮崎駿は第15話「古い帳簿」の原画を担当している。
  • 1992年「フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ」 - 1992年から1993年に日本テレビ系で放送されたテレビアニメ。監督はこだま兼嗣
  • 1997年「THE DOG OF FLANDERS」(劇場版 フランダースの犬) - 1997年に公開されたアニメ映画。監督は黒田昌郎。

関連記事[編集]

関連文献[編集]

  • ディディエ・ヴォルカールト、アン・ヴァン・ディーンデレン編著、塩崎香織訳『誰がネロとパトラッシュを殺すのか――日本人が知らないフランダースの犬』(岩波書店、2015年)

参考文献[編集]