ピンギーマヤー

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ピンギーマヤー』は、原作:山本邦一、作画:さいとうかずとによるイリオモテヤマネコを主人公とした動物漫画

週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて1989年34号から1990年12号まで連載された。単行本は全3巻。

高橋よしひろの漫画作品『銀牙』はを主人公とし、犬同士で会話したり、戦う漫画であるが、本作はその版だと考えると理解されやすい。なお、『銀牙』で犬たちが戦う相手は「赤カブト」と呼ばれる巨大なであるが、本作で猫(イリオモテヤマネコ)が戦う相手はネズミである。

タイトルの「ピンギーマヤー」は、西表島の方言で「逃げた家ネコ」の意味である。イリオモテヤマネコのことを西表島方言では「ヤママヤー」と呼ぶのだが、本作の作中では「ピンギーマヤー」がイリオモテヤマネコのことと説明されている。

あらすじ[編集]

イリオモテヤマネコのピンギーの兄弟たちは、マッドサイエンティストの臨界期博士が改造したネズミ「スーパーラット」に殺されてしまった。

ピンギーは復讐のため、「スーパーラット」に戦いを挑む。

登場するキャラクター[編集]

ピンギー
主人公。イリオモテヤマネコを父に、アメリカンショートヘアを母に持つハイブリッド(現実には交配不能と思われる)。
通常の猫よりもはるかに優れた身体能力を持つ。例えば、ヘビの首を切り落としたり、野犬を張り手で撃退したり。
臨界期(りんかいき)
人間。マッドサイエンティスト。
西表島のジャングルの奥深くの研究所で20余年をかけてネズミを改造した巨大な「スーパーラット」を作り出し、地球上の食物連鎖、生態系の破壊を目論む。
スーパーラット
ニューギニアオオネズミ卵細胞ドブネズミ染色体を遺伝子組み換えしたものを受精させて作り出された。人間並みのサイズの巨体。
知能は非常に高く、キーボード操作も行え、臨界期との意思疎通も行える。
大量の通常のネズミを従えるし、人間を催眠で操ることもできる。
ピンギーによって、延髄液体窒素をかけられて死亡する。
サイハ
マタタビ中毒になっているツシマヤマネコ。スーパーラットと臨界期を追って西表島から対馬に来たピンギーに協力する。
俊(しゅん)
人間の少年。父親は動物写真家。
ピンギーを東京へ連れて行く。
ヤマピカリャー
西表島伝説のオオヤマネコ。スーパーラットと臨界期を倒して西表島に帰ってきたピンギーの最後にして最強の敵として登場。
その正体は、臨界期の飼い猫で、ボブキャットとアメリカンショートヘアのハイブリッド。黒豹のような外観をしている。

参考書籍[編集]

  • と学会 「トムとジェリー? そんなに生易しいもんじゃない!! ―原作:山本邦一 作画:さいとうかずと『ピンギーマヤー』」『トンデモマンガの世界』 楽工社、2008年、190-196頁。ISBN 978-4-903063-23-2