ヤマピカリャー
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ヤマピカリャーとは、沖縄県西表島で語り継がれているUMA(未確認生物)[1][2]。
「ヤマピカリャー」とは西表島の言葉で「山の中で目が光るもの」といった意味合いである[1][2]。
西表島はイリオモテヤマネコの棲息地としても知られるが、ヤマピカリャーは60センチメートル程度のイリオモテヤマネコよりも大きく、体長は1.5メートルほどとされる[1][2]。体表には豹紋があり、地面に着くほどの長い尾を持つ[1][2]。普段は森の中に潜み、鳥などを捕食しているものと推測されている[2]。
西表島の住人の間で目撃例は多数あり、第二次世界大戦直後の食料難の時代にヤマピカリャーを捕らえて食したという証言もあったが、長らくその存在には否定的であった[1]。しかし、2007年9月14日に魚類を研究する目的で西表島に滞在していた島根大学の秋吉英雄教授による目撃証言がなされた[1][2][3]。
秋吉教授は9月14日午後6時過ぎに西表島の南西、埼山半島の海辺にいた[1][3]。すると見慣れぬ動物が風上から近づいてきた。その動物は秋吉教授から2.5メートルくらいまで近づいたが、秋吉准授に気付くと走り去ってしまった[1][3]。その動物について、秋吉教授は、イリオモテヤマネコよりずっと大きく、尻尾は長く、体表には斑紋があり、台湾に生息するウンピョウのようであったと語っている[1][3]。