ニコラ・テスラ

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ニコラ・テスラ(Nikola Tesla、1856年7月10日-1943年1月7日)とはセルビア系アメリカ人の発明家、電気技師である。

概要[編集]

オーストリア帝国スミリャン(現在のクロアチア)でセルビア人家庭に生まれる。父はセルビア正教会の司祭で母は独学の発明家だった。その母に影響を受け、発明に興味を持ったと言われる。後に当時のオーストリア領内にあったグラーツ工科大学プラハ大学で学ぶが、正式には卒業していない。1884年渡米ニューヨークに移住、当初はトーマス・エジソンの下で働くが、エジソンの推進する直流方式とテスラの推進する交流方式で対立した。

発明[編集]

テスラは交流電動機変圧器の開発に成功し、エジソンとの電流戦争に勝利し、現代における長距離送電の基盤を作り上げた。また無線通信に関する多くの特許の取得、ナイアガラの滝水力発電所を建設、テスラコイルの発明など、さまざまな業績がある。

これらの業績から、磁束密度を表す記号のT(テスラ)や自動車メーカーのテスラ社、セルビアの首都のベオグラードの主要空港のベオグラード・ニコラ・テスラ空港の由来となっている。

関連項目[編集]