アンリ1世 (フランス王)
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アンリ1世(仏:Henri I)とは、カペー朝のフランス3代目国王。
1008年5月4日にランスで生まれる。父はフランス国王ロベール2世、母はコンスタンス・ド・プロヴァンス。母は三男のロベールを偏愛しアンリには冷たい態度で接していた。1027年に長男ユーグが死去したためフランス王位継承権を得、1031年に父が崩御すると単独統治者となるが、母コンスタンスが反乱を起こした。アンリはノルマンディー公ギヨームらの支援を取り付けて母の城を包囲し降伏させることに成功した。
1051年にキエフ大公国の公女アンナと結婚するが、年の差婚だったうえに高い教育を受けたアンナは文盲のアンリを嫌っていたため夫婦仲はあまり良くなかった。神聖ローマ帝国との領土争いに明け暮れ、1060年、ノルマン人との戦争中に崩御した。享年52。後を長男のフィリップが継ぎ、妻アンナが宰相となった。