わが谷は未知なりき

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わが谷は未知なりき」(わがたにはみちなりき)は手塚治虫の短編漫画、オムニバス作品集『空気の底』の1編である。

プレイコミック』(秋田書店)の1969年9月10日号に読み切り掲載された。

タイトルは1941年のアメリカ映画『わが谷は緑なりき』(わがたにはみどりなりき、英語: How Green Was My Valleyジョン・フォード監督作品)のモジりとなっているが、例によってストーリーは無関係である。

あらすじ[編集]

ある谷に父親とその子供、姉のロザと弟のジュリとが暮らしていた。3人は谷から出たことがなく、父親は子供たちに、ここはアリゾナ州の宇宙基地近くの谷であり「宇宙移民のための実験」として谷で暮らしていると説明をしていた。

ある日、チャドと名乗る男が谷を訪れる。ロザはチャドを愛してまった。チャドは病気を患っており、谷に病が広まることを恐れた父親はチャドを殺そうとする。ロザはチャドを逃がそうと、2人で谷の上へと出る。

ロザは、谷の周りには都会があると教えられていたが、谷の周りには延々と広がる砂漠が広がっていた。チャドは、この惑星が流刑星であることをロザに告げた。2人を追ってきた父親をチャドが殺し、ロザはチャドを殺してしまった。父親はロザにジュリと結婚して、男の子と女の子を産むように告げた。

外部リンク[編集]