すべていつわりの家

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すべていつわりの家」(すべていつわりのいえ)は手塚治虫による漫画作品で、『メタモルフォーゼ』シリーズの1編。

月刊少年マガジン』(講談社)の1976年9月号に読み切り掲載された。

あらすじ[編集]

近頃のはドロドロにとけるビルやまっ黒焦げなった人といった地球最後の日の夢ばかりを見る。

町では「角が生える」という奇病が流行っているからと、久は町に出ることを両親に禁じられていた。実際、久が双眼鏡で町を見ると、顔がヤギのようになってしまった人が見えた。

従姉妹のドラ子が遊びに来た。ドラ子は久を連れ出して町へと出かけた。町で怪しげな風体の連中に囲まれた久だったが、父親に助け出される。しかし、その父親も人間ではなかった。

実は世界中が核戦争が起こり、久はただ1人の生き残りであったのだ。神が人間を見捨てたため、父親たち「悪魔」が久を助けたのだった。町は、かつての地上に似せた地獄であったのだ。

久は地上を目指して、走り出したが、地上は荒野が広がるばかりであった。両親の悪魔に励まされ、久は再び地獄へと帰って行く。

外部リンク[編集]