あすか (列車)

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あすかとは、日本国有鉄道(国鉄)が運行していた特急列車である。

概要[編集]

1965年(昭和40年)に特急くろしお天王寺 - 名古屋で運行を開始したが、名古屋に車両を滞泊させる余裕がなかったため、くろしおの間合いとして名古屋と東和歌山を結ぶ列車として運行を開始した。関西本線阪和線を経由し、途中阪和貨物線を経由していた。このため天王寺には停車しなかった。

あすかの運転開始に合わせて堺市の金岡駅を堺市駅に改称し、「四日市と堺の両工業都市を結ぶビジネス特急」のキャッチフレーズをつけて宣伝した。運行時間4時間ほどであったが、食堂車も営業していた。

運用

時刻は1965年12月の時刻表より。

駅名 発着時刻 列車番号
列車名
東和歌山 0702発 4D
あすか
名古屋 1054着
名古屋 1210発 1D
くろしお
天王寺 2059着
天王寺 0910発 2D
くろしお
名古屋 1800着
名古屋 1840発 3D
あすか
東和歌山 2237着
短期間で廃止へ

上記の運用を見ても分かる通り、東和歌山発車が朝7時、名古屋発車が19時前と車両運用を優先させたダイヤで実需要と全く合っておらず、運行開始当初から利用率は低迷。名古屋から関西線方面は準急かすがが運転されており、運転時間帯が似通っていて所要時間的にも大差がなく、かすがは大阪市内の湊町まで乗り入れていた上料金も安価であったことから、あすかの利用が低迷。運行開始翌年には食堂車の営業休止とグリーン車含む全車両を自由席とする前代未聞の利用促進策が打たれたが、結局1967年(昭和42年)10月に廃止された。国鉄→JRの定期特急列車で、グリーン車も含めた全車両を自由席とした事例はあすかだけである。

停車駅・車両[編集]

停車駅

名古屋 - 四日市 - 亀山 - 伊賀上野 - 奈良 - 王寺 - 堺市 - 東和歌山

車両

和歌山機関区所属のキハ82系7両編成を使用した。くろしおと共通運用のため、グリーン車2両と食堂車1両を連結し、前述の通り運行開始当初は食堂車も営業していた。